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企業YouTubeショート動画の成功事例【集客メリットが得られた投稿アイデア6選】
2021年7月に日本版のYouTubeショートが実装されてから約一年…色々な企業がYouTubeショートに挑戦してどうやら企業のプロモーションに役立つ、という噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
YouTubeのショート動画をよく知らないという方のために念のためにご説明しておくと、
15秒から1分程度の短い動画のことをYouTubeショートと呼びます。
短い動画であるが故に視聴者はどんどん動画を見てYouTubeはどんどん視聴者に次の動画をおすすめして勝手に再生させるため、それまでなかなか拡散しなかったYouTubeチャンネルでも伸びやすくなりました。
そのため、今までは運用が難しかった企業のYouTubeチャンネルでもチャンスが広がりYouTube市場に参入しやすくなりました。
今回はそんなYouTubeショートに挑戦して集客メリットが得られた事例を6つジャンルごとに紹介します!
自社でもやってみたい!という方向けに上手くYouTubeショートを伸ばすためのコツも紹介していますのでぜひ最後までご覧ください!
企業のYouTubeショート成功事例
今回はどんな成功事例があるのか早速紹介していきます!
「ウチの企業がやるとしたらどんな動画を作れば良いんだ?」「ショート動画の作り方なんて全くわからない!」
というかたのためにYouTubeショートの投稿アイデアを目的やジャンルごとに分けて6つご紹介します!
- 会社の人材や職場の紹介
- 専門用語や業界内の情報の発信
- 体験やアクティビティの発信
- how to系・商品紹介
- 飲食店のPR動画
- 不動産の擬似内見
それぞれ紹介していきます!
1.会社の人材や職場の紹介
会社や役員を動画に登場させて「どういう人がこの会社で働いているのか」を伝えたり、早送りでオフィス内部の情報を紹介する動画です。
このジャンルの動画の主な目的は「人材の登用」ということが多いです。
そのため、単に「株式会社〇〇の役員です 〇〇のような仕事をしています」と解説するだけではなく「流行りの曲に合わせてダンスする」「音楽に合わせてテンポよく質問に答える」などといった別の行動を組み合わせた企画が見受けられます。
動画としても面白いコンテンツにならないとそもそも多くの人には届かない上に、楽しそうな会社だなと興味を持ってもらえないと会社に興味を持ってもらうことは難しいので、人材の採用や会社の広報を目的にショート動画を作ってみましょう。
それでは企業の成功例を紹介していきます!
大京警備保障株式会社
参考:大京警備保障株式会社
なんとこちらの動画の再生回数は6ヶ月前の投稿で驚異の1683万回…!
日本のYouTubeの王HIKAKIN氏でも半年間にここまで再生された動画はないのでいかにショート動画が挑戦しやすいのか分かりますよね
こちらの大京警備補償株式会社は列車の見張り・交通誘導警備等の警備業を首都圏を中心に展開している会社です!
大京警備補償株式会社の動画のスタイルは「課長」「部長」「社長」などかなり役職の高い方々が全力でふざけたり、かわいいダンスを踊ったり今回のようなキャラクターの冷えピタを課長が社長に叩きつけるというおふざけ動画が人気を博しています!
課長が社長に失礼なことをしても楽しそうにしている様子から視聴者は「こんなことして怒られない職場で働きたい!」などの声が上がっていて、人材の採用や広報にかなり成功している事例として例に挙げさせていただきました。
株式会社リソースクリエイション
参考:ユイカとヒロシ
こちらの会社リソースクリエイションは求人広告代理店事業を中心に人材紹介事業といったHR事業、インターネット広告などのマーケティング事業を行なっている会社です!
リソースクリエイションの動画のスタイルは広報のユイカさんが社長にタメ口を使うドッキリなど和気あいあいとした動画が特徴です!
動画を投稿し拡散することで会社の事業であるマーケティング事業の実績にも繋がりますし、広報のユイカさんが伸び伸びと広報活動を行なっているのを見てこの会社で働きたいなと思う方も多いのではないでしょうか?
社長の人柄も魅力的なので一石二鳥、いや一石何鳥もある素晴らしい成功事例だと思いましたので紹介させていただきました!
2.専門用語や業界内の情報の発信
一般の方が知らない業界の最新情報や専門用語を簡単に噛み砕いて発信するというアイデアです。
顔出しをしなくても動画をあげることができる上に、専門知識の多い方ならそれほど企画出しにも困らないため撮影や制作のコストが低く簡単に始めやすいジャンルです。
長々と説明するのではなく「質問を投げかける」→「簡単に回答する」というようにユーザーの興味をいかに惹きつけて手っ取り早く回答を与えるかという構成の動画が多くみられます。
YouTubeショートでは動画の再生率がかなり重要になってくるため動画の序盤で興味を引く文言を入れられれば伸びやすいです。
また、扱っている分野や情報がニッチになればなるほどターゲットとなる視聴者が絞られるため再生回数が伸びにくいです。
しかし専門分野の知識と一般の視聴者の間でトレンドになっている情報を掛け合わせてあげることで恐ろしいほど伸びるのがこのジャンルの特徴です。
そんな恐ろしく伸びた成功例を紹介します。
アトム法律事務所
こちらのアトム法律事務所は全国に展開する弁護士事務所です。
アトム法律事務所の動画のスタイルは弁護士であり会社の代表である岡野タケシ氏が話題のニュースに法的解釈を端的に述べるというスタイルの動画で人気を博しています。
例)Q:前澤友作さんが宇宙に行きましたが、宇宙で犯罪をしたらどうなりますか?
A:基本的には有罪
このように話題のニュースからネタを考案し簡単に法的解釈を述べるという動画です。
その人気は凄まじく登録者数は110万人超え、「YouTube FanFest2021」内で発表された「国内ショート動画クリエイターランキング」においては1位を達成しているなど輝かしい実績を残しています。
岡野タケシ氏は弁護士でありながらこのYouTubeショート動画のチャンネルをWebマーケの一環として行なっていると明言しており、全国に存在するアトム法律事務所の集客装置として大成功を収めているようです。
体験やアクティビティの発信
旅行やホテルなどの非日常を展開している場合は擬似体験を届けるショート動画がおすすめです。
ショート動画は画面いっぱいに動画が表示されるため通常のYouTubeと比べてより臨場感の伝わる映像を提供することができます。
ホテルの素晴らしい内装を届けたり、絶景をショート動画で届けることができたらユーザーは「この会社を利用すればこんな素晴らしい体験をさせてくれる」と想像して問い合わせや申し込みにつながることは間違いありません。
くぼたび / ホテルとスポット紹介
こちらのくぼたび / ホテルとスポット紹介は正確には企業チャンネルではないのかもしれませんが、ホテルやリゾート地の魅力をショート動画として紹介。
その魅力をショート動画として余すことなく、かつとても分かりやすく簡潔に伝えることで視聴者の「行ってみたい!」を刺激していますよね!
このチャンネルは概要欄やコメント欄でホテルやリゾートの予約サイトのURLを載せていませんがもし紹介まで行えば予約殺到すること間違いなしです。
他の旅行会社などもこの方達を真似て動画を作成すれば予約客の獲得のチャンスがあるのではないのでしょうか?
how to系・商品紹介
商品の使い方や魅力を紹介するショート動画チャンネルです。
多くのユーザーはその商品に対して事前情報が全く状態で動画が再生されるため、スキップされやすいコンテンツです。
YouTubeショートはどれだけスキップされずに動画を見続けられるかということが重要視されるためかなり難易度の高いジャンルと言えるでしょう。
ユーザーにスキップされやすいように「問いかけ→before→after」という構成にするなど、その商品に対して興味のない視聴者でも惹きつけられう工夫が必要になってきます。
株式会社BAN-ZI
参考:BAN-ZIチャンネル
こちらの株式会社BAN-ZIは錆対策製品の開発・販売をしている会社です。
バイクに乗っている方というニッチな層にターゲットを定め、動画を作り込むことで届けるべきところにしっかり届けている様子です。
再生回数は約4,500回ほどとそこまで高いわけではありませんが、ニッチな層に刺さる動画を作ることで成約につなげやすいです。
飲食店のPR動画
これは文字通り飲食店がお店の魅力を伝えるためのショート動画チャンネルです。
味や料理が自慢のお店なら、いわゆる「飯テロ」と言われる美味しそうなお料理の製作工程の動画を作成します。
他にも大衆店や居酒屋ならあるある系のネタを投稿してお店の雰囲気を知ってもらい新規顧客の獲得につなげています。
飯テロで動画を作ることも可能なのですが、メニューの数は限られていますが料理を美味しそうに撮るには高度なライティング技術などの撮影技術が必要で難易度が高いためあるある系のネタチャンネルなどを開設することがおすすめです。
焼き鳥どん
こちらの焼き鳥どんは東京の荻窪、駒込、西巣鴨にお店を展開する鳥料理や焼き鳥の美味しい居酒屋です。
アップしている動画では大柄で特徴的な見た目の店長さんが、飲食店に来るお客さんのあるあるやバイトのあるあるを投稿しています。
あるあるを楽しむのと店に来るのに相関性は一見なさそうに思いますが、ショート動画で潜在顧客の認知を獲得しておくことで数ある他の焼き鳥店との差別化に成功しています。
例えば東京で焼き鳥屋に行きたいと思った時に焼き鳥どんの存在を思い出せば、「あ、あの店長のお店行ってみたいな」と思うはずです。
また、店長の人柄も十分に伝わるため人材の登用にも活用することができます。
不動産の擬似内見
これは空きになっている物件のお部屋の内装や間取りを1分以内に簡単に伝えるというものです。
コロナ禍で内見までをオンラインで済ませる「オンライン内見」が一般化してから出現したコンテンツです。
お部屋の魅力を1分以内に簡潔に伝えることで実際に見込み客に足を運んでもらったり、オンライン内見をしてもらって成約につなげることができるという非常に合理的なビジネスです。
ただし、汚い部屋やなんの特徴もない部屋をショートで紹介してもすぐにスキップされてしまうため、
- ありえないくらい家賃が安い
- お城かと思うほどゴージャスな内装
- 憧れのタワーマンションなのに家賃が〇〇円!?
と言った、視聴者を惹きつけることができる何かしらの要素を孕んでいないとショート動画チャンネルとして運用していくのは難しいです。
そのため、少し家賃が高めで綺麗な部屋のルームツアーが行われることが多い傾向にあります。
スマイリー賃貸不動産
参考:スマイリー大阪不動産
こちらはご覧の通り不動産なのでお部屋を借りたい人に紹介するという会社です。
動画の最初で家賃や初期費用などの間取り、この部屋の魅力を伝え条件に合う人をガッチリ掴みます。
この条件で部屋の内装が気になった人向けにルームツアーをして、最後はコメント欄の問い合わせに誘導するという完璧な流れの動画です。
なぜショートの方が伸びやすいの?
YouTubeのショート動画は先ほど説明した通りまだリリースから長く時間は経っていません。
そのためどうしたら伸びるのか具体的な方法がYouTubeから発表されていないのです。
しかしながらYouTube公式はショート動画を「新しい視聴者と出会える動画フォーマットです」と言及をしています。
なのでどういう仕組みなのかは解明されていませんが、通常の動画と比べて0からでも動画を伸ばしやすいフォーマットであることは明らかです。
また、ショート動画の特性としてそもそも動画時間が短いので通常尺の動画を見るよりもよりたくさんの動画に触れることができ、結果的に再生回数が伸びやすいです。
また、通常尺の場合はYouTubeのアルゴリズムのシステムでチャンネルの評価ごとにインプレッション量を変化させるというものがあります。
わかりやすく言うとヒカキンさんの動画は公開から1時間で数万回の視聴がされますが、今チャンネルを立ち上げたばかりと言う人は何日経っても数回しか動画が再生されない…と言うことがよくあると思います。
これはヒカキンさんのチャンネルはYouTubeの内部システムがつけた評価が高いため、動画をどんどんおすすめに表示しているけど、一方で今立ち上げたばかりのチャンネルは内部システムの評価が低いため動画がおすすめに表示されずに結果的に再生数が伸びない…と言うものです。
このように通常尺の動画は後発のチャンネルがYouTubeで伸びるには難しく、かなり長い時間をかけてちょっとずつYouTubeの内部システムの評価を上げなくてはならないのですが、
YouTubeのショートは別のアルゴリズムが導入されているためチャンネルの評価が低くても伸びやすいのです。
つまりYouTubeのショートが伸びやすいのは
- 動画時間が短いことにより、そもそも視聴回数が伸びやすい
- YouTubeのシステムの関係上おすすめに乗りやすい
と言うものでした。
通常尺の動画の再生回数を伸ばす方法についても紹介していますのでぜひ↓の記事もご覧ください
まとめ
今回は企業がYouTubeショートを利用して集客したことによるメリットや成功事例についてご紹介しました。
さまざまな業態でそれぞれ独自の工夫をして集客や人材等用に利用していると言うことがお分かりいただけたと思います。実際に「自社にYouTubeショートを導入してみたい」と思われた担当者の方も多いのではないでしょうか?
YouTubeのショートは時間が短く、スマホで直撮りが主流なので通常尺に比べてかなり参入がしやすいと言えます。
しかしながら、毎日の業務に組み込むには編集や企画出しなどやることがちょっと多いしできるかな…と不安になる方は多いと思います。
そのような方は、動画をパターン化して量産することをまずは考えてみましょう。先ほどご紹介した成功事例のチャンネルはみなさんパターン化して似た構成の動画を量産することによって、大きな成功を納めていたと思います。
例)
- 岡野タケシチャンネルは「質問来てた」から簡単に回答する
- 大京警備保証株式会社は冷えピタを社長の顔に貼り付ける
など、パターン化することでネタ出しや編集にかかるコストは大幅に削減することができ、しかもそのネタのファンも獲得できるためスムーズに業務に組み込むことが可能です。
いかがでしたでしょうか?
このようなアドバイスやご相談などが可能ですので、YouTubeに関するお悩みがある担当者の方はぜひ弊社の無料相談、資料請求をご利用ください。
弊社では制作業務のほかに、市場リサーチや企画、撮影などYouTubeチャンネルを育てるための幅広い業務を扱っています。
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この記事を書いた人
赤石勇太郎:株式会社tegy の代表取締役。
世界を熱狂させる会社を創るため、日々奮闘している。
モットーは「挑戦を楽しむ!」
趣味は山登り、キャンプ、音楽フェス。