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TikTokをベンチャー企業がなぜ活用するのか?中小企業ほど運用すべき理由

ベンチャー企業の中には、話題のTikTokアカウントがバズって気になっている経営者や担当者の方もいるでしょう。

なぜ上手く運用できているのか、中小のアカウント運営のポイントを知りたいところです。そこで、TikTokでベンチャー企業が成功する理由や成功事例を紹介します。

TikTokでベンチャー企業が成功する理由

ベンチャー企業は新しいアイデアや斬新なサービス・商品を得意としています。そのため、TikTokを上手く活用することで、企業をアピールすることができます。

ユーザーはコメントやいいねを通じて企業とのコミュニケーションを取ることも可能です。特にTikTokは、SNSの中でも火付け役として他SNSに流れる拡散性があります。これらを駆使して人気が出れば「TikTok売れ」も期待できます。

それに、ベンチャー企業はユーザーとの対話を通じてフィードバックを得たり、製品やサービスの改善につなげることができます。以上、SNSで成功を考えているベンチャー企業にとって、ブランディングの近道となる大きな魅力です。

ベンチャー企業がTikTokを活用するメリット

ベンチャー企業がTikTokを活用する場合に気になるのがメリットです。ここでは、メリットを以下に3つ紹介します。

ビジネスの強力なツールになる

TikTokはSNSの1つですが、動画クリエイティブをビジネスに活用できます。TikTok利用者の多くはTikTok動画を契機に、商品やその背後にいる企業に興味を持ち、手にとったり情報を知りたがったりするのです。そのため、企業向けのアプローチよりも消費者向けのアプローチに適しています。

幅広い世代にアプローチ可能

TikTokは若年層を中心に人気があります。20代前後の若者をターゲットにした動画マーケティングには最適です。また、ベンチャー企業には20〜30代の若手人材が多く集まっています。そのため、コンテンツの運用側が世代の感覚に近づけることができます。もちろん、近年は利用者層が拡大しており、TikTokを通じて幅広い世代にアプローチすることもできます

集客効果、ユーザーエンゲージメントの向上

TikTokはユーザーの反応を肌で感じて使えるSNSツールです。企業はコメントやいいねなどの機能を活用して、ユーザーエンゲージメントを向上させることができます。工夫してエフェクトやBGMのあるユニークな動画を作成し、ユーザーの注意を引くことができれば集客効果も上がるでしょう。

運用のポイント

次に、TikTokアカウントを運営するときのポイントを解説します。

ゴールを設定する

TikTokアカウントを運用する前に、ゴールや中間目標を明確にすることが重要です。アカウントを作成する理由や目標を定め、それに合わせた戦略を立てます。

  • エンターテイメントを提供する
  • 教育的なコンテンツを共有する
  • 商品やブランドのプロモーションを行う

上記のように、目的に応じた方向性を設定し、それにあわせた動画を作り投稿するのです。アカウント運用では、企業間を消したり、逆に企業としてアプローチしたりなど、どの立場から運用するのかも決めておくと良いでしょう。

ターゲット層とニーズを理解する

TikTokはさまざまな年齢層や興味を持つ人々が自分のニーズを満たすために利用しています。そこで、アカウント運用時には、自社のコンテンツニーズを明確にするためにも、ターゲット層を明確にし、そのニーズを理解することが必要です。

自社のコンテンツをどの層にアピールするのか、ユーザーの関心や嗜好に近づけます。それが結果的に、より良い動画クリエイティブを作成し、ターゲット視聴者とのつながりを深め、バズるための下準備となるのです。

トレンドに敏感になる

TikTokは日々変化するトレンドを把握することが重要です。人気のあるハッシュタグやチャレンジ、企画に積極的に参加することで、多くの視聴者にアカウントを認知させることができます。トレンドに繋がる情報に敏感になり、それに合わせたコンテンツを作成することが、アカウントの成長につながる要素です。

ハッシュタグを適切に使用する

関連するハッシュタグを投稿に追加することで、多くのユーザーが自社のコンテンツを見つけやすくなります。例えば、自社のコンテンツが料理に関連している場合、一般的な料理系のハッシュタグだけでなく、特定の料理や食材に関連するハッシュタグを個別に使用することで、関連性の高いユーザーにアプローチすることができます。

しかし、人気のあるハッシュタグを使用するだけでなく、ニッチで興味を引くハッシュタグをあえて試してみることも重要です。TikTokのコアなユーザーにとっては、一般的に人気のハッシュタグは見慣れていて、興味のあるもの以外は検索しないことも珍しくないからです。

目立つサムネイルを作成

TikTokでは、動画のサムネイルが印象を決めます。視聴者はサムネイルから動画の内容や興味を惹かれるかどうかを判断することが多いためです。目立つサムネイルを作成することが、結果的にアカウントへの興味を引くことにつながるでしょう。

コメントや共有に対応する

TikTokはコミュニケーションの一環としての性質も持っています。ユーザーからのコメントや共有に対応することで、フォロワーとの関係を築くことができます。ユーザーからのコメントに返信したり、共有したりすることです。これにより企業に対するロイヤリティや信頼感も高まるため、TikTokのオーディエンス機能を使ってコミュニケーションを活発にしましょう。

頻度を決めて投稿する

TikTokでは、コンスタントに新しいコンテンツを投稿することが求められます。基本的にユーザーは新しいトレンド動画に流れるため、アカウントが更新されなければ、段々とフェードアウトしていきます。アカウントにユーザーを引き止め続けて、新しい投稿動画に注目を集めるためにも定期的に動画を投稿するのがおすすめです。

頻度は動画のクオリティを左右し、業務や依頼費用にも影響があるため、自社に合った日数・月数間隔に決めましょう。このとき、してはいけないのが、定期的なスケジュールで更新していた動画をアップしなかったり、スケジュールの予定を崩して送ったりすることです。遅れるときなどは説明や謝罪をするなど、会社の信用を落とさない範囲で調整しましょう。

分析データの活用

TikTokのビジネスアカウントを使用すれば、投稿のパフォーマンスやターゲットのデータなど、多くの情報を収集することができます。そこで、データを活用して、どのコンテンツが人気なのかを把握し、ユーザー層、他の項目を踏まえた上で、改善・戦略変更をすることができます。

具体的なチェック項目は、どの投稿が多くの視聴回数やいいねを獲得したのか、時間帯ごとにユーザーの推移がどうなっているかなどです。

採用活動でも成功が多数

TikTokは、成功事例が挙げられるように、数々の新卒・中途採用に活用されています。なぜ、採用活動に効果的なのか、理由は次の通りです。

ユーザーの年代層がフィットする

まず先にも述べたように、TikTokは特に10〜20代の若者の間で人気があり、新卒の多くはこの年代と被ります。つまり、TikTokを普段から情報のアンテナとして利用しているユーザーは多く、興味のある会社をTikTokで調べることが十分あるのです。

何より、普段から目にしているTikTok動画の中で採用動画を目にすれば、その企業に注目するのは当然です。実際、2023年卒業予定の大学生が8割近くTikTokを利用しており、そのうちの3割が1時間を超えて利用し、必要な情報を取得しています。

企業イメージがよく伝わる

動画内容が短くシンプルであるがゆえに、企業の魅力が伝わりやすいのも1つです。TikTokでは、企業の雰囲気や人柄が伝わりやすく、企業の価値観や風土、職場チームの雰囲気などをダイレクトに伝えることができます。

本来は採用サイトで職場インタビューなどの動画を視聴するか、直に訪問しないとわからないことが、SNSのTikTokでわかるのです。そのため、企業の採用活動の拡散性をもたらします。

コストパフォーマンスに優れる

TikTokの動画投稿は無料で行えるため、他の採用メディア、求人広告や求人媒体に比べて、費用を抑えることができます。コストパフォーマンスが高く、効率的に応募者を集めることが期待できます。

また、他の求人でよくある、サイト内の厳しい規約で募集の仕方を制限されることもありません。他社を利用する場合に、ルールを守ることになり、動画の時間や表現、内容などがTikTokでは窮屈になりません。

競合他社が少ない

TikTokを採用活動に活用している企業はまだ多くありません。そのため、競合が少ない状況で自社の魅力をアピールすることができます。自社の採用活動が目立ちやすくなり、応募者数の増加や優秀な人材の獲得につながるでしょう。TikTokが国内では他のSNSの割合よりも低いというのが逆にアドバンテージとなるのです。

ベンチャー企業のTikTokを使った成功事例

ここでは、ベンチャー企業が参考にできるTikTokを使用して成功した事例を3社紹介します。

ローソン

ローソンはTikTokを活用したキャンペーンを実施することで、成功した有名なチェーン店を持つ会社の1つです。例えば、ローソンスイーツ『チー2シュー』キャンペーンでは、新商品である『チー2シュー』の発売を記念して、TikTokでフォロー&コメントキャンペーンを実施したのです。

キャンペーン期間中、ローソン公式TikTokアカウントをフォローし、対象の投稿にコメントすることで応募が完了します。抽選で1名にQUOカード10,000円分がプレゼントされました。

動画のフォローとコメントを促す工夫をして、自社の商品に興味関心を集め、同時にそのインセンティブとしての抽選特典も成功につながったのが成功の理由です。上記のキャンペーン以外にもここ数年でキャンペーンやハッシュタグを使用したものを繰り返し行っているため、人気アカウントとして上位にあります。

ユニクロ

ユニクロは、衣類を販売する会社です。TikTokを活用して、ハッシュタグキャンペーン「#UTPlayYourWorld」を実施しています。このキャンペーンでは、ユニクロの「UT」商品を着用し、指定のハッシュタグ「#UTPlayYourWorld」をつけて動画を投稿することが参加条件を満たす簡単なものです。

応募投稿の中から各国・地域から1名ずつのグランプリが選ばれ、グランプリ受賞者にはユニクロ店舗のギフトカードが贈られます。ユニクロの商品を着用した動画を通じてユーザーが自分のユニクロのイメージを表現することを促し、企業が広告宣伝として広めるよりも効果的に人々への動画視聴を促すことに成功したのです。

また、ユニクロとTikTokがコラボレーションし、ユーザーとのコミュニケーションを図りながら、ユニクロのブランド認知や商品のPRを行うための効果的な手段となっています。

コカ·コーラ社

日本のコカ・コーラ社は、幅広いキャンペーンを展開しています。中でも成功したのが「#リボンでありがとうチャレンジ」です。楽曲「リボンでありがとう」を選択し、TikTok上で「#リボンでありがとうチャレンジ」をつけて動画を投稿するキャンペーンです。投稿から選ばれた100名にQUOカードがプレゼントされるという特典が注目を集めて成功します。他にも、コカ・コーラ社はさまざまなSNSでキャンペーンに成功しています。

例えば、「Happiness Machine」キャンペーンです。Millward Brownの提案に基づいて「Happiness Machine」というキャンペーンを展開し、制作された動画はコカ・コーラ社のページにアップロードされ、拡散されています。キャンペーンは大ヒットし、Facebookで2500万人の視聴者に達します。

また、レモンサワーブランド「檸檬堂」は、二周年記念キャンペーンを展開します。「ティザー期」と「二周年当日」の2つに分け、Twitterのフォローとリツイートによる応募が行われ、抽選で檸檬堂とオリジナルグラスが当たるキャンペーンが実施されます。その結果、多くのフォロワーとリツイートを集めたのです。

TikTokをベンチャー企業でも十分に活用できる

今回は、TikTokがベンチャー企業の成功に活用できるSNSな点を紹介し、成功事例を取り上げました。TikTokは若年層向けのSNSとなっているため、ベンチャー企業におすすめです。また、費用負担も最小限で運用次第では成功も可能なことから、知名度の低い中小企業ほど運用すべきと言えるでしょう。

弊社ではTikTokをはじめ、様々な動画の制作を行なっております。些細なお悩みでも構いませんので、ぜひお気軽にお問い合わせ、および資料請求ください。