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YouTuberの企業タイアップ事例5選と相場!コラボのやり方も徹底解説

幅広い年齢層の人から、1つの職業やビジネス目的として人気のある「YouTuber」。

特にチャンネル登録者数の多いYouTuberは様々な企業の商品を動画内で代わりに宣伝するなど「プロモーション」としての役割もあります。

例えばあるYouTuberが動画内で紹介したラーメン屋さんが、次の日には行列ができるほど人気になるなど、人気YouTuberによる宣伝の効果は非常に高いようです。

そのように、YouTuberの発信力を活用したマーケティングのことを「インフルエンサーマーケティング」といいます。

この記事では、インフルエンサーマーケティングの1つである「YouTuberタイアップ」という広告手法について紹介します。

YouTuberタイアップとは

まず「タイアップ」とは日本語で「協力する」という意味です。

YouTuberタイアップとは、ある企業とYouTuberが協力して企業そのものや商品・サービスの認知度、興味、購買意欲を向上させることを言います。

最近、様々な企業が取り入れている効果の高い宣伝手法の1つです。

YouTuberに企業の商品・サービスの魅力などをアピールしてもらうことで、多ければ100万人前後の人たちに認知してもらうことができます。

また普段サイトなどでよく見る広告とは異なり、YouTuberがその商品やサービスを実際に使用しているところを動画を使って紹介するため、視聴者に商品やサービスの魅力などが伝わりやすくなります。

インフルエンサーマーケティングは、今や一般的なマーケティング手段として定着しています。

企業がYouTuberタイアップを活用すべき理由

企業がYouTuberタイアップを活用するべき理由は大きく分けて4つあります。

以下では、その理由について詳細に紹介します。

YouTuberのファンに商品・サービスを認知してもらえる

最近では、商品を誰から買うかということも重要視されています。YouTuberのファンの方たちは動画を見て「○○が使っているなら私も使いたい」と思い、その商品の購入につながるということがあります。

企業が商品・サービスの宣伝動画などを作成しても、すぐにユーザーまで届けることは簡単ではありません。しかし、すでに多くのファンがチャンネル登録者として現れている人気YouTuberとタイアップすることによって、そのファンに直接商品・サービスの魅力を伝えることができるため、効果的な宣伝方法だといえます。

さらに、YouTuberのファン層と企業がイメージするターゲット層がマッチしていれば、高い宣伝効果が期待できます。

動画の公開期間が決まっていない

一般的に宣伝は前もって期間を決めて行うことがほとんどです。そのため、その期間内で効果を出す必要があります。中には、「高い費用を支払ったのに、全然効果がなかった」ということも少なくありません。

一方、YouTuberタイアップの場合は、その動画はYouTuberが削除しない限り公開され続けます。また投稿された動画はそのYouTuberのチャンネル登録者に限らず、関連動画や急上昇動画としてチャンネル登録者以外にも表示されます。

特に、小規模企業の場合は多くの人に認知してもらうだけでも大きな広告効果が期待できるため、YouTuberタイアップは有効であるといえます。

広告と思われずに視聴してもらえる

YouTuberタイアップによる広告は、YouTuberの企画の一部のように広告を盛り込むことによって楽しく動画を視聴してもらうことができます。

その商品・サービスを使って「○○ゲームやってみた」など視聴者が面白いと感じたり、興味を持つような内容であると、さらに広告の効果が高まり購買意欲にもつながります。

商品・サービスの魅力が伝わりやすい

YouTuberタイアップでは、YouTuberが動画で実際に商品を使用している様子を紹介することができるため、その商品がどのように機能するのかがイメージしやすいので安心感が持てます。例えば化粧品の場合、YouTuberが使うことによってどのような雰囲気が完成するのかや、発色はどの程度なのかなどの魅力が伝わりやすくなります。その他、食べ物の場合も映像と音によって食感などが視聴者に伝わり、購買意欲が高まります。

YouTuberタイアップ成功事例を5つ紹介

これからYouTuberタイアップを始めたいという企業の方は、実際にどれくらい効果があるのかが一番気になるところですよね。

以下では、YouTuberタイアップ成功事例5つを紹介します。

YouTuberタイアップ成功事例①はじめしゃちょー×ムーンスター

YouTuberタイアップの成功事例1つ目は、チャンネル登録者数1020万人以上の人気YouTuber「はじめしゃちょー」とシューズの制作などを行っている株式会社ムーンスターのタイアップ動画です。

はじめしゃちょーがいろんな靴を履いて実際に50m走を行い、それぞれの速度を比較しています。このように比較することで、ムーンスターのシューズが確かに効果があるものだということを証明しています。

また、合間合間に面白いコメントも含めているため、視聴者を飽きさせることなく最後まで興味を持ってもらえるような動画になっています。

こちらの動画は300万回以上再生されており、はじめしゃちょーを起用したことによって幅広い年齢層から視聴されていることがわかります。

はじめしゃちょーはテレビCMなどにも多く出演しているため、国民的認知度は非常に高いです。

YouTuberタイアップ成功事例②HIKAKIN×サンリオ

2つ目に紹介する成功事例は、チャンネル登録者数1070万人以上の大人気YouTuber「HIKAKIN」と、株式会社サンリオとのタイアップ動画です。

HIKAKINが、女性や子供に人気のサンリオとタイアップすることに意外性がありますが、HIKAKINを起用することでこれまでサンリオを知らなかった人や、すでに知っていた人にもさらにその魅力を伝えることができます。

こちらの動画は2900万回以上再生されました。この動画がきっかけでサンリオのグッズを買ったという方やテーマパークに遊びに行ったという方も多いのではないでしょうか。

YouTuberタイアップ成功事例③すしらーめんりく×SPINNS

成功事例3つ目はチャンネル登録者数606万人以上で特に若者に人気の「すしらーめんりく」と、アパレルショップ「SPINNS」とのタイアップ動画です。

こちらはタイアップ動画だけでなく、すしらーめんりくとのコラボアイテムを作ったことでよりファンからの購買欲を高めています。 

YouTuberタイアップ成功事例④木下ゆうか×甲府市

成功事例の4つ目はチャンネル登録者数544万人以上の人気YouTuber「木下ゆうか」と甲府市とのタイアップ動画です。

この動画では、甲府市の料理24品の魅力を一つ一つ丁寧に伝えているため、海外からもコメントが来るほど効果が出ています。

YouTuberタイアップは世界中にターゲットとなる対象を拡大することができるということもメリットの1つです。

YouTuberタイアップ成功事例⑤HIMAWARIちゃんねる×タカラトミー

成功事例5つ目はチャンネル登録者数290万人の人気YouTuberでファミリー向けの動画を主に投稿している「HIMAWARIちゃんねる」とタカラトミーとのタイアップ動画です。

この動画では、「うまれて!ウーモ」というおもちゃが紹介されました。

普段から、子供やファミリー向けの動画をアップしていたこともあり、ターゲット層にうまくリーチしたことが考えられますね。

YouTuberタイアップの成功事例を数字で解説

3つ目に紹介した「すしらーめんりく」とSPINNSとのタイアップ動画は、UUUMの「YouTuberタイアップ動画視聴における態度変容調査」によると、もとの認知度が43.3%から74.4%に上昇、利用意向つまり購買意欲が32.2%から74.7%に上がったという結果が出ています。

また5つ目に紹介した「HIMAWARIちゃんねる」とタカラトミーのタイアップ動画も、同調査で認知度が27.9%から95.6%に、好感度が44.5%から88.9%に、購買欲が36.2%から82.4%に上昇したということで、目で見てわかるほどの非常に大きな効果が出ています。

YouTuberタイアップでの広告は効果的なものだといえます。

参考:https://www.uuum.co.jp/2018/01/12/18423

視聴者の方に「面白い」「使ってみたい」など興味を持ってもらえるように、動画をしっかり作りこむことで効果が期待できるものだといえます。

YouTuberタイアップの費用相場

一般的に、インフルエンサーマーケティングの費用相場はフォロワー数またはチャンネル登録者数×2〜4円であることが多いようです。

例えば、チャンネル登録者数が10万人のYouTuberの場合は20〜40万円ということになります。

YouTuberタイアップの流れ・やり方

YouTuberタイアップでしっかり効果を出すためには、細かく計画して動画を作りこむことが大切です。以下ではその流れについて紹介します。

①コミュニケーションプランの策定

「誰に(ターゲット層)」「何を(商品・サービス)」「どのように」宣伝するのかを細かく決めます。

②企画立案

商品・サービスを紹介するタイアップ動画の構成などの企画を細かく立案します。

③YouTuberに依頼する

紹介する商品・サービスのターゲット層、潜在層なども考慮して企画に合ったYouTuberを探してキャスティングします。

キャスティング会社に依頼することも可能です。キャスティング会社に依頼することで、たくさんいるYouTuberの中から紹介する商品・サービスに適したYouTuberを探し出してくれるのでおすすめです。

④動画制作

実際にタイアップ動画をYouTuberと協力しながら制作します。

⑤分析・効果測定

タイアップ動画の宣伝効果を分析し、測定します。

購買欲がどのくらい向上したのか認知度はどのくらい上がったのかなど細かく分析し、今後の広告をより有効なものにしていきましょう。

YouTuberタイアップを行う上での注意点

YouTuberタイアップは内容によっては非常に大きな宣伝効果が期待できますが、一方でいくつか注意点もあります。

以下では、YouTuberタイアップを行う上での注意点を紹介します。

一度だけでは効果が出にくいこともある

YouTuberタイアップは、一度のみでは思うような効果が出ないこともあります。一度のみで「YouTuberタイアップはあまり効果がない」と諦めることなく、その都度内容を改善しながら何回も行うことで、効果が目に見えるようになります。

予算などは、何回も行うことを想定したうえで余裕のあるプランを立てていきましょう。

依頼を断られる場合もある

「このYouTuberにお願いしたい」と企業側が思っても、内容や時期により依頼を断られることもあるということを忘れないようにしましょう。

YouTuber側の都合にも合わせながら、実施時期や企画の立案を行っていきましょう。

YouTuberタイアップまとめ

ここまでYouTuberタイアップとは何か、その方法、成功事例などについて紹介しました。

YouTuberタイアップなどのインフルエンサーマーケティングは、非常に効果の高い広告手段です。実際に多くの企業がインフルエンサーマーケティングによって高い成果を出しています。

一方、先述したようにいくつか注意するべき点もあります。

YouTuberタイアップを行う際は細かく企画を立案し、内容を改善しながら複数回行うことで大きな効果を生み出すことにつながっていきます。

弊社では制作業務のほかに、市場リサーチや企画、撮影などYouTubeチャンネルを育てるための幅広い業務を扱っていますので、興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

赤石勇太郎:株式会社tegy の代表取締役。
世界を熱狂させる会社を創るため、日々奮闘している。
モットーは「挑戦を楽しむ!」
趣味は山登り、キャンプ、音楽フェス。