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YouTubeでECサイト運営するならショッピング機能!eコマースで商品販売するメリットをご紹介
近年、ECサイトの需要が高まっており、参入する企業も続々と増えています。
数多ある競合の中から自社を選んでもらう施策として、「動画」を活用することは有効な手段の1つといえます。
今回は、ECサイト運営において動画サイトの中でも特に利用者の多い、YouTube(ユーチューブ)を取り入れて運用していくことについてご紹介していきます。
ECサイトって何?
ECサイトの「EC」とは、「Electronic Commerce(電子商取引)」の頭文字を取ったもので、「Eコマース」と呼ばれることもあります。そしてECまたはEコマースとは、インターネットを通して、物品やサービスの取引をすることで、簡単にいうと「ネットショッピング」のことを意味します。
そして、ネットショッピングができるwebサイトのことを「ECサイト」と呼びます。
ECサイトでは、ユーザーが実店舗にいくことなく商品を購入することができるため、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響などから、他者との接触を抑えて商品を購入することができるECサイトの利用者数は、近年増えてきています。
参考:売上・集客UPを実現! ECサイトにおける動画の活用方法|動画制作・広告動画・プロモーション動画は動画作成ツール【メディア博士】
YouTubeを使ってECサイト運営に参入するメリット
ECサイト運営におけるYouTube参入のメリットは様々なものがありますが、以下の3つを簡単に紹介します。
- 幅広い世代にアプローチができる
- 写真などの静止画よりも商品の情報が伝えやすい
- ECサイトへの集客が見込める
幅広い世代にアプローチができる
YouTubeのユーザーは、全世界で20億人以上に利用されていて(2022年4月現在)、日本だけでも6500万人以上に利用されています。(2020年9月現在)
多くのSNSの中でもYouTubeのユーザーは、世代間の利用率の差が「LINE」 に次いで少ないとの調査結果が出ています。(2020年現在)
そのため、幅広い世代のユーザーにアプローチすることができるため、企業がYouTubeにてチャンネル開設、動画の投稿をすることで新規顧客の獲得が見込めます。YouTubeで視聴される動画は、よくイメージされるエンタメ系だけでなく、グルメ、美容、スポーツ、ゲーム、ビジネスなどジャンルを問わず視聴されています。
YouTubeに動画を投稿することで、自社製品と関連性のあるジャンルをよく視聴しているユーザーの「おすすめ動画」に表示されるなどで接触することができるため、自社ブランドの認知度を高めることができ、潜在顧客層にアプローチすることができるきっかけにもなり得ます。
参考:【最新Excel配布中】日本・世界のSNSユーザー数まとめ(Facebook,Twitter,Instagram,YouTube,LINE,TikTok)
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書 令和3年8月 総務省
写真などの静止画よりも商品の情報が伝えやすい
ECサイトを利用した買い物のデメリットで1番大きいものは、実際に商品を手にとって確認することができない点といえます。そのため、商品写真と実物で色味やサイズ感のイメージの差が発生してしまうこともあり、その経験から購入を見送ってしまうケースや返品や交換されるケースも多くなってしまいます。
ですが、動画を活用して商品紹介をすることで、そのイメージ差を限りなく埋めることができます。動画の情報量は文字の5000倍といわれ、「1分の動画は約180万語の文字情報に匹敵する」といわれるほどの情報伝達力があります。
アメリカの動画用クラウドサービス大手プロバイダーであるBrightcove Inc.によると、18歳以上を対象とした調査で「動画の視聴後にサービスや製品を購入したことがある」と答えた消費者が76%に上り、そのうちミレニアル世代と呼ばれる18歳から34歳までの世代が最も高く85%との結果が出ています。
動画を見ることで、商品に対する具体的なイメージをすることがしやすくなり、ユーザーの購入に対する不安を低下させることができます。
参考:動画コンテンツがミレニアル世代の購買決定に影響を与えていることがブライトコーブの調査で判明
ECサイトへの集客が見込める
動画の活用することは、売り上げを増やすだけでなく、ECサイトへの流入者数を増やすことにも効果を見込めます。
これは、動画がECサイトのSEO対策にも繋がる可能性があるからです。検索結果の上位に表示されることは、ECサイトを運営する上で大切な要素の1つに挙げられます。動画を載せることがSEOに直結するとはいえませんが、間接的にプラスの影響を与えることはあります。
例として以下の2つを簡単に説明します。
- 動画検索による流入
- 動画に記載したリンクからの流入
動画検索による流入
Googleの検索欄には「動画」タブや検索結果の動画の枠がありますが、動画を掲載することで、検索された際に掲載動画が表示されることがあります。
動画サービスの中でも、特にYouTubeは、Googleの傘下で全世界ユーザー数も非常に多いため、他の動画サービスよりもSEOの点で有利だと言われています。
動画に記載したリンクからの流入
ECサイトは多くの場合、Google検索などの検索エンジンでの検索結果から顧客の流入がなされます。ですが、アップロードした動画に記載したリンクからECサイトに流入する場合もあります。
例えばYouTubeの場合、その動画で紹介された商品に興味を持ったときにECサイトのリンクが記載されていれば、そこから直接商品の購入ページにとびます。そして、リンクからECサイトを訪れるユーザーは購買意欲の高い見込み顧客と呼べるため、そのまま購入に繋がる可能性が高くなります。
参考:ECサイトの動画は売上・集客UPに効く!メリットや活用方法、自社EC動画事例を紹介
ECサイト運営における YouTubeの主な活用方法
ここからは、ECサイトでの動画の活用方法について。おすすめの方法を3つ紹介します。
- 商品の特徴紹介
- 商品の使用方法の紹介
- 製造・生産の工程紹介
商品の特徴紹介
商品の細かいつくりなどの外観やスペックなどを紹介する動画です。
これは、特にアパレル系の商品を取扱う際に有効で、ECサイトで服やアクセサリーを購入する際は試着ができないため、色や質感などの見た目の違いやサイズ感などのディティールを動画にして紹介することで、写真やテキストだけでは伝えにくいところまで届けることができます。実際に商品が届いた時に購入前に抱いたイメージとの差をできる限り埋めることができるため、クレームや返品を減らすことができます。
商品の使用方法の紹介
商品の使用方法の手順を実演して紹介する動画です。
例として以下の3つのようなものがあります。
- 家電の設置・操作方法やおすすめ機能の解説
- 化粧品の正しい使い方や保管の方法
- 食品の調理方法やおすすめレシピ、保存方法
商品を実際に使用する方法を動画で紹介することで、視聴者に使用した際のイメージを抱きやすくさせ、購買意欲を刺激することができます。
また、特に家電は購入後に説明書を見ても設置方法や使用方法がわからない場合もあるので、購入したお客様へのサポート効果も期待できます。
製造・生産の工程紹介
食品の加工品製造の工程や原材料の生産の工程を紹介する動画です。
安心・安全が重要視されている食品系の商品で、製造の工程や原産地の説明などを動画で紹介することでお客様からの信頼を高めることができ、購入を促すことができます。
作り手の思いや商品のこだわりポイントなどを生産者の声や開発秘話のようなストーリーで盛り込むと、お客様を引き込むことができます。
YouTubeのチャンネル運営の注意点
ECサイトに動画を取り入れることは、多くのメリットがある一方で注意点もあります。
ここでは、その注意点を以下の2つに分けて紹介します。
- 動画の内容を簡潔にする
- 動画の内容に注意する
動画の内容を簡潔にする
YouTubeに投稿されている動画を見るタイミングは、休憩中や就寝前、移動中などの、主に隙間時間が多いとされています。
長時間動画でも視聴されることは多いですが、こと企業系の動画の場合、時間が長くなればなるほど視聴されにくくなるとの調査結果が出ています。
そのため、動画で視聴者にアプローチする場合は、長時間動画にしてしまうとそれだけで視聴してもらうことができず、再生回数を伸ばすことができません。
できるだけ動画の内容を簡潔にして、短時間動画にまとめることが重要です。
参考:動画の効果を最大限に!コツは“尺”と“タイミング”にあり – HintClip
動画の内容に注意する
ネットコンテンツには、炎上というリスクがあります。不適切な内容の動画を投稿してしまったり、視聴者が不快と感じるような内容になってしまうと、逆効果になってしまいます。そのため、投稿前に第三者に確認してもらうなどのリスク回避が大切です。
投稿した動画が炎上してしまった事例は枚挙にいとまがないため、リスク回避の参考としてチェックしておくといいでしょう。
参考:企業におけるYouTubeチャンネルの必要性と注意点|動画制作・広告動画・プロモーション動画は動画作成ツール【メディア博士】
YouTubeのショッピング機能って何?
昨今、商品やサービスの購入の決め手にSNSが関わっていることが増えてきました。
特にInstagram(インスタグラム)にはショッピング機能が導入され、ただ投稿された写真をみて楽しむだけのツールでなく、そこで紹介された商品やサービスをみて購入を検討するといった商品販売の導線の1つになっています。
Instagramにおけるショッピング機能は、投稿された商品やサービスの画像にタグ付けをして、ユーザーがそれをタップすることで直接販売サイトに遷移することができるため、購入までをシームレスにつなげることができる機能です。
タグには「商品名」や「金額」が記載されていて、以前まではユーザーが紹介された商品に興味を持った場合、一度Instagramを離れて販売ページを検索する必要があったため、そのページに行くまでに購入欲が冷めてしまったり、その手間が億劫だったりで、購入まで繋がらなかったりすることがありました。
しかし、ショッピング機能によって直接販売ページに遷移することができるため、ユーザーが商品に興味を持った瞬間にそのまま商品の詳細を見てもらうことができるため、より購入につながりやすくなります。
参考:【かんたん解説】Instagramショッピング機能(Shop Now)を導入・設定する方法
2021年2月にYouTubeが公表した「2022年の展望」では、動画内でのショッピング機能やライブショッピング機能などの開発・導入を検討しているとの発表がありました。そのプロモーション動画内では、動画内で紹介される商品にタグをつけ、それをクリックすることで販売サイトに遷移できるようにしています。
そして、2022年8月頃に日本でYouTube ショッピングの利用を始めるクリエイターが現れました。
ショッピング機能が導入されて、ECサイト運営における YouTubeへの参入のメリットはより大きくなったと言えるでしょう。
参考:YouTubeが動画内ショッピングやライブコマース機能の開発を計画 | ネットショップ担当者フォーラム
まとめ
今回は、ECサイト運営で YouTubeに参入するメリットから注目のショッピング機能までご紹介しました。
動画を取り入れることで、ECサイト単体で運営するよりも新規顧客獲得のチャンスが増えたり、ファンを増やして固定客を獲得することも期待できます。
動画制作には、サイト運営とは別のノウハウや技術が必要になります。
しかし、動画編集ツールを用いれば初心者でもクオリティの高い動画制作は可能です。また、初めのうちは外部に動画制作を委託する方法もあります。
この記事を参考にしていただき、ECサイト運営に動画を取り入れて売り上げアップに繋げてください。
弊社では制作業務のほかに、市場リサーチや企画、撮影などYouTubeチャンネルを育てるための幅広い業務を扱っていますので、興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください!
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この記事を書いた人
赤石勇太郎:株式会社tegy の代表取締役。
世界を熱狂させる会社を創るため、日々奮闘している。
モットーは「挑戦を楽しむ!」
趣味は山登り、キャンプ、音楽フェス。