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インフルエンサーマーケティングを会社で実施する8つの効果と市場規模【YouTuberを活用するポイント】
インフルエンサーマーケティングはYouTubeでも活用可能ですが、具体的な効果や活用方法がわからない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、インフルエンサーマーケティングの効果や活用のポイントなどを解説しています。気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもインフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーを活用したマーケティングのことです。インフルエンサーが商品やサービスをPRするというもので、現在ではさまざまな業界で取り入れられています。
そもそもインフルエンサーとは?
インフルエンサーとは、ある分野の影響力を持つ人のことです。
例としてYouTubeの場合は、HIKAKINやはじめしゃちょー、カジサックなどが挙げられます。また、近年ではVTuberも世界中から注目を集めており、インフルエンサーとしても活用できます。
インフルエンサーは分野によって人気度合いが異なるため、芸能人のように老若男女知られているというわけではありません。
例えばInstagramで活躍するKING-MASAはスニーカー業界で有名なインフルエンサーであり、ALWAYS OUT OF STOCKというブランドも設立しています。
インフルエンサーマーケティングが重要視されている理由
インフルエンサーマーケティングが重要視されている理由としては、市場規模が挙げられます。
インフルエンサーマーケティングの市場規模は年々拡大する見込みとされており、2020年に株式会社デジタルインファクトが行った調査では、2025年に723億円も規模になると見込まれています。
インフルエンサーマーケティングの費用相場
一般的にインフルエンサーマーケティングは、広告出稿と比べてリーズナブルとされています。
そのため、コストパフォーマンスが良いマーケティング手法と呼ばれることもあります。
インフルエンサーマーケティングは、「フォロワー数×企業が設定する単価」が一般的な見積もりの方法です。フォロワー数が多くて強い影響力を持つインフルエンサーであるほど、費用もかかります。
企業が設定する単価に関しては、1フォロワーあたり3〜5円が相場とされています。具体的な価格はフォロワー数次第で、もし10万人ならばフォロワーの単価は一人あたり円が相場です。
YouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングの主な効果
YouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングの主な効果としては、以下のようなことが挙げられます。
- チャンネル登録者数や再生回数の増加につながる
- 柔軟なマーケティング施策展開がしやすくなる
- 消費者目線でのレビューを発信してもらいやすくなる
- 広告っぽさが少ない雰囲気でアピールできる
- 口コミの拡散とUGCの獲得の可能性が高くなる
- データが取得しやすくなる
- 消費者が商品のイメージを想像しやすくなる
- SEOにつながる
それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。
チャンネル登録者数や再生回数の増加につながる
有名なインフルエンサーが出演することで、インフルエンサーのファンがその動画をチェックするようになり、再生回数の増加につながります。
そうなれば他の関連動画もみてもらいやすくなり、インフルエンサーが登場していない他の動画の再生回数も上がるかもしれません。
また、チャンネル登録者数の増加にもつながります。インフルエンサーが出演することでチャンネルのことを知ってもらい、インフルエンサーのファンが自社のチャンネルの登録社になってくれる可能性もあります。
柔軟なマーケティング施策展開がしやすくなる
インフルエンサーマーケティングは、さまざまな形での施策ができます。
例えばインフルエンサーに直接商品を送ってレビューしてもらったり、ライブ配信でインフルエンサー似商品を紹介してもらったりなどが挙げられます。
特にライブ配信は近年注目を集めており、例として中国ではライブ配信が非常に盛んなものとなっています。今後日本でも活発化する可能性もあるため、YouTubeのライブ配信機能を使って、インフルエンサーに商品を紹介してもらうという企画を実行してみると良いかもしれません。
また、インフルエンサーマーケティングは自社ビジネスの形態やマーケティングの目的によって対応しやすいという魅力もあります。そのため、理想的な方法でマーケティングを展開できるでしょう。
消費者目線でのレビューを発信してもらいやすくなる
インフルエンサーマーケティングでは、企業ではなくインフルエンサーが商品やサービスを紹介します。このことから、消費者目線でのレビューとして情報を発信してもらえます。
実際の消費者としての発信は説得力が高いものです。そのため、見ているユーザーの興味関心や共感を獲得しやすく、商品の購入やサービスの利用といったことにつながりやすくなります。
また、インフルエンサーのレビュー次第では今の商品の改善点が見つかる場合があります。そうなれば、さらに良い商品やサービスを開発できるでしょう。
広告っぽさが少ない雰囲気でアピールできる
インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーの口コミやレビューがメインです。広告っぽさが少ないため、ユーザーに受け入れてもらいやすくなります。
ただし、これに関してはインフルエンサーの伝え方次第で左右されるため、注意が必要です。伝え方次第では、「なんでこんな商品をレビューしてんの?」といったような疑問をファンが抱えてしまう場合があります。
また、最近のユーザーは広告に敏感です。そのため、あらかじめ案件動画であることを伝えても、それだけで見てもらえない可能性もあります。
口コミの拡散とUGCの獲得の可能性が高くなる
インフルエンサーには多くのファンがいるため、口コミやレビューを後悔するだけでファンが拡散してくれます。そうなると多くの人に広まり、新規顧客の獲得につながるかもしれません。
その上、UGCの獲得にもつながる可能性があります。UGCとはユーザー生成コンテンツのことであり、SNS投稿の形で口コミが拡散されることで、ブランドの話題性や商品の信頼性が高まりやすくなるでしょう。
データが取得しやすくなる
インフルエンサーマーケティングは、基本的にインターネット上で展開されます。そのことからデータが取得しやすく、そこから改善すべき点や目標への達成度合いなどを把握できます。
例えばYouTubeの場合、YouTubeアナリティクスで動画の再生回数や視聴時間などを把握できます。もしクリック数が多いのに視聴時間が短いのであれば、サムネイルは魅力的ながら動画の冒頭が悪いかもしれません。
動画の冒頭は視聴者を惹きつける上で重要になるため、今後の改善点として活かせるでしょう。
消費者が商品のイメージを想像しやすくなる
インフルエンサーは商品やサービスのイメージを、細かく紹介してくれます。そのことから消費者は商品やサービスのイメージが想像しやすくなり、具体的にどのようなものなのか把握しやすくなるでしょう。
イメージというのは需要で、特に実物を実際に確認できないインターネット上のビジネスならば特に重要です。
インフルエンサーは消費者の代わりに細かくレビューしてくれるからこそ、消費者は商品やサービスがどのようなものなのかしっかりとイメージした状態で、買うかどうか決められます。
SEOにつながる
インフルエンサーマーケティングは、SEOにもつながります。
SEOとは検索エンジン最適化という意味であり、自社のコンテンツの特定のキーワードにおける検索結果において、上位に表示させるための施策のことを指します。
SEOの強化はさまざまな方法がありますが、その中の1つとして挙げられるのがインフルエンサーマーケティングです。近年のGoogleの検索結果には、SNSの投稿内容が表示されるようになっています。
特にYouTube動画は検索結果に表示されやすく、検索エンジンからYouTube動画を通じて商品の購入やサービスの問い合せにつながる可能性があります。
インフルエンサーマーケティングを活用する際のポイント
インフルエンサーマーケティングを活用するためには、以下のような7つのポイントがあります。
- 目標と目的をハッキリさせる
- 消費者に身近なインフルエンサーを選ぶ
- 自社のターゲットと合うインフルエンサーを選ぶ
- インフルエンサーにある程度の裁量を任せる
- 訴求しやすいSNSを選ぶ
- 施策目的にあわせて適切なKPIを設定する
- ステルスマーケティングにならないように注意する
人によっては多いと思うかもしれませんが、どれも重要なポイントです。だからこそ、それぞれチェックしてみてください。
目標と目的をハッキリさせる
インフルエンサーマーケティングにおいて、目標と目的は必要です。
何のためにどのくらい目指すのか決めておかないと、思うような効果が得られません。その上、依頼されるインフルエンサー側としても、どのようなことをすれば良いのか把握できず、案件を断りたくなるかもしれません。そのため、まずは目標と目的をハッキリさせることから始めましょう。
また、具体的な戦略に関してはフェーズことに決めることが大切です。商品について何も知らない状態のフェーズと商品を知っていて買おうか悩んでいるフェーズでは、最適な戦略が異なります。
もし前者のフェーズならば、認知度向上につながるような施策が最適でしょう。しかし、後者の場合はすでに商品を知っているため、認知度向上につながる施策を講じてもあまり効果がありません。
それよりも、商品の購入を決断できるように背中を押してあげられるような施策が効果的です。
消費者に身近なインフルエンサーを選ぶ
インフルエンサーは、簡単に2つの種類に分けられます。1つはテレビや雑誌で活躍する芸能人であり、もう1つはそこそこのフォロワー数がいる一般人です。
この際に決めるポイントとして、「消費者に身近な存在かどうか」ということが挙げられます。
基本的に人は自分からかけ離れている人よりも、身近に思える人の意見に影響を受けやすい存在です。インフルエンサーでも同じことであり、消費者に身近なインフルエンサーであるほど多くの消費者に影響を与えられます。
自社のターゲットと合うインフルエンサーを選ぶ
インフルエンサーを支持する層はそれぞれ異なっており、10代から支持されているインフルエンサーもいれば、中高年から支持されているインフルエンサーもいます。
そのため、自社のターゲットと合うインフルエンサーかどうか見極めることが大切です。
例えば小学生向けの商品ならば、小学生の人気が高いはじめしゃちょーやHIKAKINなどが当てはまるでしょう。自社のターゲットと合うインフルエンサーを選べれば、効果的な成果を出しやすくなります。
インフルエンサーにある程度の裁量を任せる
インフルエンサーマーケティングにおいて、インフルエンサーの裁量はある程度任せたほうがおすすめです。裁量がないとその人らしいPRができません。そうなれば、ファンが離れてしまうかもしれません。
そのようなことを防ぐためにも、インフルエンサーにある程度の裁量を任せるようにしましょう。そうすれば、その人らしいPRができます。
例として、以下の2つの動画を見てみましょう。どちらも同じ商品をPRしている動画ですが、それぞれ具体的な内容や流れが異なります。どちらも自分たちの世界観を崩さないようなストーリーにしつつ、商品をPRしています。
訴求しやすいSNSを選ぶ
TwitterやInstagram、TikTokなどSNSはさまざまあります。それぞれ特徴があるため、訴求しやすいSNSを選ぶようにしましょう。
例として10〜20代といった若い人に訴求したい場合には、TikTokが挙げられます。また、20〜30代の女性をターゲットとしている場合には、その層が多く利用しているInstagramが良いでしょう。
施策目的にあわせてKPIを設定する
インフルエンサーマーケティングをしていく中で、どのくらいの効果があったのか知るためにKPIを設定しましょう。
この際、施策目的にあわせて複数のKPIを設定するのがおすすめです。
主なKPIとしては、投稿をチェックしたユーザーや動画の視聴時間、コメントの数などが挙げられます。適切なKPIを設定することが大切であり、目的に沿っていないと正しい効果分析ができません。
ステルスマーケティングにならないように注意する
インフルエンサーマーケティングにおいて、ステルスマーケティングはご法度です。ステルスマーケティングは宣伝ということを隠し、あたかもインフルエンサーが自ら商品やサービスを見つけて宣伝するような手法です。このような手法は、ユーザーを裏切る行為につながります。
ステルスマーケティングを防ぐためにも、必ずインフルエンサーの投稿に対して宣伝がわかるように工夫しましょう。
例えばYouTubeの場合、「#PR」というハッシュタグをつけたり、動画内で依頼されてることを消費者に伝えたりなどが挙げられます。
YouTubeでインフルエンサーマーケティングは有効的な手段
インフルエンサーマーケティングはYouTubeで活用できる手段であり、チャンネル登録者数の増加やSEO強化などにつながります。
活用する上でのポイントもあるため、それらを踏まえつつ、インフルエンサーマーケティングを実行するための戦略を考えてみましょう。
弊社では制作業務のほかに、市場リサーチや企画、撮影などYouTubeチャンネルを育てるための幅広い業務を扱っていますので、興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください!
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この記事を書いた人
赤石勇太郎:株式会社tegy の代表取締役。
世界を熱狂させる会社を創るため、日々奮闘している。
モットーは「挑戦を楽しむ!」
趣味は山登り、キャンプ、音楽フェス。