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YouTube採用動画がなぜ企業採用活動に有用なのか?8割が志望度アップ!かっこいい&面白い新卒動画の制作方法

昨今YouTubeで採用活動を行う企業が増えています。

コロナ禍で対面による説明会は軒並み中止となり、企業も売上減少に直面していることから限られた採用予算で効率的に採用活動をしていかなければならない状況です。貴社においてもYouTubeでの採用活動を本格的に検討されているのではないでしょうか。

本記事では求職者の8割が志望度がアップするかっこよくて面白い新卒採用動画の制作方法について解説していきます。

YouTubeを採用活動で活用する企業が増加中!なぜ利用するのか?

従来の採用活動はリクナビなどの広告媒体や学校やイベントでの説明会が中心でした。

現在では採用活動の主戦場がYouTubeやTwitterなどの自社メディアへと移行しつつあります。

なぜ多くの企業が従来型の採用活動からYouTubeなどの自社メディアでの採用へと移行しているのでしょうか?

下記表に、それぞれの採用活動手段ごとの費用・リーチ・人材の質・制約についてまとめています。

メディア媒体説明会YouTube
費用×
リーチ
人材の質
制約××

コストや人材確保の視点からも多くのメリットがあるのがYouTube採用動画なのです。

以降では、YouTube採用動画のメリットについてもう少し深堀してみていきたいと思います。

YouTube採用動画の費用対効果は抜群

YouTubeを採用活動で活用する企業が増加している理由の1つ目は、「圧倒的なコストパフォーマンス」です。

従来の広告媒体やイベントとの料金比較は以下のとおりです。

メディア媒体説明会YouTube
料金(円)160~300万50~200万0
期間サイトオープン期間単日なし

インターネット上でよく見かけるマイナビやリクナビなどに代表される広告媒体は100万円単位で費用が発生します。

また、バリュープラン、基本プラン、プレミアムプランといった複数プランが用意されており、オプションメニューも非常に豊富です。

WEBエントリーシステムだけで90万円、説明会・面接予約画面の設定で60万円といった具体にあらゆる機能を追加していくと500万円以上の高額な費用となることもあります。

また、マイナビEXPOなどの合同説明会形式での採用活動の費用は1日あたり50万円~200万円になります。こちらは出展するエリアによって参加料金が異なります。

最低料金は北海道なら50万円、関東なら65万円といったように都心になるほど料金が高くなる傾向にあるようです。

また、インターネット広告媒体同様にオプション料金が存在し、自社講演40万円~、採用ツールの配布で40万円~となり、ある程度充実した採用活動を行うとなると、200万~300万ほどかかると考えられます。

一方で、YouTube上に採用動画を掲載する場合は、自社チャンネルか広告掲載の2パターンが考えられます。

自社チャンネルYouTube広告
費用製作費のみ3~20円/再生

自社チャンネルの場合は製作費のみが費用となります。自社で製作することができれば費用はかかりません。社内に制作ノウハウがない場合は、代行企業に依頼をすることで、月数万円から数十万円での運用が可能です。

またYouTube広告に関しては、1再生回数あたりの単価で費用がかかります。広告×自社チャンネルと組み合わせることで、より効率的な採用活動を実践することができます。

以上より、メディア媒体や合同説明会よりも少額で採用活動が行えることから非常にコスパが良い方法といえるでしょう。

YouTube採用動画で幅広い人材にリーチが可能

YouTubeを採用活動で活用する企業が増加している理由の2つ目は、「リーチの広さ」です。

従来の採用活動と比較して、より多くの人材に自社の採用情報を届けることができます。

リクナビやマイナビなどの就活ナビに登録されている企業数と学生数は以下のとおりです。

マイナビ2022リクナビ2022
掲載社数(社)25,89224,652
登録者数(人)842,652748,167

ちなみに、日本全国の企業数は360万社以上存在しているため、これらの就活サイトを活用している企業は全体の3%にすぎません。

また、日本の大学生の1学年当たりの人数が60万人程度であることを考えると、登録者数には高校・短大卒業の就活生も加味されていると考えられます。

しかし掲載企業の中には数十万円のオプション料金を払うことで検索結果のトップに自社を表示させるようにしている企業も多くあるため、実際に自社のページのPV数は「登録者数÷掲載者数」以上に少なくなってしまうと考えられます。

一方、合同説明会では単日で約20,000人が来場し、500社が出展されているようです。

こちらは単日で1社あたり40人と換算できますが、1日で何ブースも見学される就活生も多く、実際には数百人へのリーチが可能となります。直接来場することでリアルな自社の雰囲気を体感してもらえることが特徴です。

上記2つの方法と比較して、YouTubeでの採用動画のリーチはどうでしょうか。

自社チャンネルでYouTube採用動画を掲載した場合は、その再生回数次第では従来の採用活動より多くの就活生にリーチすることができます。

以下、YouTube動画で効率的な採用活動に成功しているウエルシア薬局の事例です。

ウエルシア薬局の場合、「薬剤師の採用」専用のYouTubeチャンネルを作成しています。

採用動画のバリュエーションも非常に豊富で、下記の動画は1万5千再生を達成しています。

自社を前面にアピールした内容ではなく、就活生の役立つ内容を展開していることが特徴です。

上記のウェルシアの例からも、正しい方法でYouTube採用動画を掲載することで、従来の何十倍ものリーチが可能となることがわかります。

YouTube採用動画で質の高い人材に露出が可能

YouTubeを採用活動で活用する企業が増加している理由の3つ目は、「質の高い人材の獲得機会の増加」です。

YouTube広告を活用すれば、自社に全く興味がない優秀な人材にも認知をしてもらうことができます。

従来型のメディア媒体や集合型の合同説明会では多くの来場者が集まることで一定のリーチが約束されますが、優秀な人材は大手企業に集中してしまう傾向にあります。

特にイベント型では座席数に限りがあるため、できる限り優秀な人材に対して席数を確保しなければ質の高い人材確保に繋がりません。

一方YouTubeを活用することで、優秀な人材に認知してもらい、自社チャンネルへ誘導することで志望度を高めることを一貫して行うことができます。

YouTube採用動画は制約がなく、自由度の高い募集が可能

YouTubeを採用活動で活用する企業が増加している理由の4つ目は、「自由度の高い募集が可能」です。

前述したリクナビやマイナビなどのメディア媒体は、大手企業の集客スキームを利用することで労力をかけずにリーチが可能ですが、募集掲載に際して多くの制約が存在します。

  • 「女性歓迎」などの文言が禁止
  • 特定地域に限定した募集は禁止
  • 「明るい」などの客観的判断が難しい表現を条件とできない
  • 数字で立証できない表現の禁止
  • 会社名の記載ルールが厳格
  • 他サービスへの誘導禁止

上記は一部の例ですが、このように「品位」「宣伝・拡散」「誇大表現」といった観点で細かな制約が何点も存在します。

これらのサービスは利害関係などの観点からも、メディア媒体と自社HPの導線で完結せざるを得ないケースも多く、自社を認知してもらうための方法としても課題が残ります。

一方でYouTubeであれば規約に違反しない限り、自由に自社の表現をすることができるため、創意工夫次第でより優秀な人材を惹きつけるコンテンツの制作が可能です。

採用難を救う次の一手は動画がトレンド?採用活動でのYoutube需要は高まっている

企業がYouTubeで採用活動を行う理由について解説してきました。この章では、コロナ禍を通じた学生の就職活動へ対する変化などを数値やデータを見ながら解説していきます。

コロナを機に変化を迫られる採用活動

新型コロナウイルスの感染拡大により企業の採用活動にも変化がみられています。特に、2020年以降は有効求人倍率自体も大きく低下し、採用人数自体を減らす企業も増加しました。

有効求人倍率が大幅に低下

上記のグラフからわかるように、2019年に1.4倍程度で推移していた有効求人倍率は、2020年から2021年にかけて1.0倍近くまで大幅に低下しています。

2022年以降は採用活動に意欲的な企業が多いようですが、コロナ禍の売上減の影響が大きく採用予算を縮小している企業が多いのが実態です。

そのため、費用を抑えてた採用活動を行う必要があり、従来の対面型からオンライン上での説明会、面接を完結させる企業も増えています。

データから見るYouTube採用活動の意義

先ほどコロナ禍でオンラインでの採用活動が増加していることを説明しました。オンラインが主戦場となる採用活動において、求人志望者の行動にどのような変化がみられているのでしょうか。

ここでは具体的なデータから、YouTubeでの採用活動の意義について考えていきましょう。

2019年から2020年にかけて、就活生のスマートフォン利用時間は増えているようです。

_スマートフォンの視聴時間は大幅に増加

特に2時間~3時間利用する人の割合が大きく上昇していることがわかります。

また採用動画の視聴方法では、YouTubeの視聴が前年比+27%と圧倒的に増加しました。

採用動画をYouTubeで視聴する時間が増加

YouTubeでの採用動画視聴時間が増加したというデータから、YouTubeで採用活動を行う企業が急増していることも推測できます。

採用動画により企業への志望度が増加

そして実際にYouTubeの採用動画を閲覧した84%の就活生は動画視聴後に志望度が上がったと回答しています。

もはやコロナ禍においてYouTubeを活用しない手はないでしょう。

私たちの生活で携帯電話からスマホが主流となったように、対面での説明会からYouTubeでの採用活動が主流となっていることがわかります。

学生も望んでいる採用動画

これまでYouTube採用動画が求職者から評価されていることを、データを用いて説明してきました。しかしただ単に採用動画を作ればいいというわけでもありません。

学生が望んでいる採用動画はいったいどのようなものなのでしょうか?

  • 社員インタビュー
  • 事業紹介
  • 仕事のやりがい
  • ミッション、バリューの紹介
  • 働く環境の紹介
  • 社長インタビュー

採用動画に必要な要素は主に上記のようなものが代表的でしょう。

しかし単にこれらで構成した動画を作成しても、学生の心には響きません。「かっこよくて面白い」といった印象を与える必要があります。

一言でいうと、「相手に刺さる」動画コンテンツを作成しなければなりません。

カッコよくて面白いYoutube採用動画の成功ポイント

就活生に刺さるかっこよくて面白い採用動画はどのように作成することができるのでしょうか。根本はCMを作るのと同じと考えられますが、ここでは主要な4ポイントについて解説していきます。

ポイント1:トレンドを押さえる

カッコよくて面白いYoutube採用動画の成功ポイント1つ目は「トレンドを押さえた動画」です。

2022年度の採用動画のトレンドで特徴的なものは以下の4点です。

  • 社長インタビュー動画
  • ドローンによる社内風景撮影
  • 本音系動画

社長インタビュー動画は、企業の理念や創業の想いなど企業の深い部分を訴求することができます。

また、社内をドローンで撮影する動画もよく見かけます。

今までにない角度からの撮影が可能になり、面白さや洗練された印象を与えることができます。

本音系動画では、オフィシャルな場では見せていない、裏事情などを赤裸々に話してくれることで好印象や親近感を抱かせることに成功しています。

いかがでしたでしょうか。どれも見入ってしまう動画ばかりだったかと思います。トレンドを意識して就活生に刺さるコンテンツを作成することが大切です。

ポイント2:動画作成の目的を明確化する

カッコよくて面白いYoutube採用動画の成功ポイント2つ目は「動画制作の目的の明確化」です。

面白さやかっこよさの感じ方は人それぞれです。

まずは自社が発信する動画のターゲットを明確化しましょう。

バリバリと営業で活躍したい男性がターゲットであれば、バリバリ活躍している営業マンの1日をドラマ風に撮影すれば「カッコいい!」と感じて貰えるのではないでしょうか。

ポイント3:動画作成に必要な資源を確認しておく

カッコよくて面白いYoutube採用動画の成功ポイント3つ目は「資源の確認」です。

自社で使えるリソースと社外に外注しなければならない部分を適切に把握しておきましょう。

  • 出演する人材
  • 動画を編集する人材

資源といっても主に人材になります。

大きく2種類あり、1つ目は出演する人材です。社員インタビューではドラマのような構成で演出することもあります。

志望者の心を動かすコンテンツを制作するには、ある程度演技力が必要です。社員を活用するか、外部の役者などをキャスティングするかを検討する必要があります。

次に、動画を編集する人材です。外部へ発信するコンテンツということもあり、動画自体も洗練されたものでなければなりません。

動画編集スキルとしては以下のようなものがあります。

  • カット
  • BGM、効果音
  • テロップ
  • 色調補正、カラーグレーディング
  • ノイズ除去、音響効果
  • エフェクト

元々IT企業や動画編集のノウハウがある企業であれば問題ないでしょうが、社内にリソースがない場合は外注することが一般的です。

ポイント4:Youtube公開後も、動画はアップデートし続ける

カッコよくて面白いYoutube採用動画の成功ポイント4つ目は「動画の継続的な更新」です。

YouTube上に公開した後も、継続的にアップデートをしていきましょう。

少なくとも1年に1度は更新する必要があります。最近では時代の変化も早く、この数年でもコロナ、DXなど多くの変化がありました。志望者から時代遅れの動画と感じられてしまえばカッコよさから遠ざかってしまいます。

継続的な動画の更新を実践できるよう、社内で定期的なメンテナンスが行える体制をつくる必要性も検討が必要です。

制作会社に採用動画制作を依頼する際のポイント

ポイント1. 採用動画の利用目的、ゴールを明確にする

制作会社に採用動画制作を依頼する際のポイント1つ目は「利用目的・ゴールの明確化」です。

「採用のどのフェーズで活用するのか」「どのような学生をターゲットにしているのか」といったことを明確に伝えましょう。

目的が明確化されていないと、製作段階でもブレが発生し、何度も手戻りロスが発生しかねません。しつこいぐらいに綿密にやりとりをすることで、目的に沿った採用動画を作成していきましょう。

ポイント2. 応募者が最も気になる情報を提供するための構成

制作会社に採用動画制作を依頼する際のポイント2つ目は「応募者が求める動画構成」です。

制作会社は編集などの動画作成スキルを持っていても、応募者にリーチするための最善策を提案してくれるわけではありません。よって応募者に刺さる構成は事前に自社で考えておく必要があります。

  • 社員インタビュー
  • 事業紹介
  • 仕事のやりがい
  • ミッション、バリューの紹介
  • 働く環境の紹介
  • 社長インタビュー

上記のテーマをどの順番でどれほどの尺で展開するのかを考えていかなければなりません。

ポイント3. 動画の届け方を考える

制作会社に採用動画制作を依頼する際のポイント3つ目は「動画の届け方」です。

「自社HPへ埋め込み」「SNSアカウントへの掲載」「YouTubeライブ」など様々な展開方法があります。

マーケティング要素もありますが、「優秀な人材を低コストで採用する」という目的を達成するために最適な方法を検討しましょう。

まとめ

YouTubeで採用動画が流行っている理由・かっこよくて面白い採用動画の制作方法について解説しました。かっこよくて面白い採用動画を制作するには、プロへ依頼することが必要です。少ない費用でより多くの学生に刺さる採用動画を作成していきましょう。

弊社では制作業務のほかに、市場リサーチや企画、撮影などYouTubeチャンネルを育てるための幅広い業務を扱っていますので、興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

赤石勇太郎:株式会社tegy の代表取締役。
世界を熱狂させる会社を創るため、日々奮闘している。
モットーは「挑戦を楽しむ!」
趣味は山登り、キャンプ、音楽フェス。