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TikTok企業アカウント一覧【企業の面白い人気動画ランキング】
TikTokでは、企業の面白い動画がバズりや商品のヒットに繋がるケースも少なくありません。人気を得るためには、面白い動画を参考にすることが1つの手段となります。
そこで、企業の面白い人気動画ランキングや動画をチェックするときのコツなどを紹介します。
世の中でウケているコンテンツを知ることで、事業のヒントとなることもあるかもしれませんね。
火付け役としてのTikTok
なぜ他のSNS媒体ではなくTikTokにこだわるのかといえば、TikTokには火付け役としての役割が、SNSを活用する企業の間で共通認識としてあるからです。人気に火をつけて、それが他のSNSにも動画とその話題が拡散するイメージです。
例えば、次のような流れで人気を獲得します。まず、TikTokに企業とインフルエンサーがコラボした動画を掲載し、面白い動画としてTikTokで再生数やいいね・コメントが増えます。
その後、反応が増えるとそれに呼応して急激に再生数が伸び、他のSNSでも活動している人が別媒体でも拡散する行動を始めるのです。その結果、情報が広がり、一躍有名な商品やサービスが生まれるという寸法です。
上記はあくまでも一例で、多くの再生数を獲得するまでにどのような過程をたどるかは動画の内容やアカウントを運営する企業にもよります。しかし、時代に合った面白い動画を作ることさえできれば、順調に拡散して人気を得る可能性は十分に高いのです。
TikTok売れの効果
TikTokには、「TikTok売れ」と呼ばれるトレンドにも名前の上がる注目のワードがあります。TikTok売れとは、企業の商品がTikTokのユーザーによって動画に取り上げられた際、その商品が急激に売れる現象を指します。
TikTokが火付け役として注目される理由でもあり、上手く商品を売るためのプロセスとして企業が注目するのは必然です。
ランクインしている企業アカウント一覧
- Pokémon/ポケモン【公式】
- テレ朝news【公式】
- sanrio(サンリヨ)
- 大京警備保障/Daikyo Security
- 日テレニュース
- トムとジェリーOfficial
- ONE PIECE official
- 長崎バイオパークNAGA BIOPARK
- SEGA Official
- Sony Music
- アニメ「進撃の巨人」公式
- BABY-G Japan Official(CASIO BABY-G公式アカウント)
- サッカー日本代表/JFA
- 九州朝日放送
- 日光さる軍団 [公式]
- egg公式
- 東京グルメ
- FNNプライムオンライン
- ibisPaintアイビスペイント【公式】
- ウェザーニュースLiVE
- ソニーミュージック洋楽(Sony Music)
- 『呪術廻戦』アニメ公式
- 原神(Genshin)公式
- ANA
- ユニバーサルミュージック洋楽
- 朝日新聞デジタル
- hololive production
- Netflix Japan
- TBS NEWS DIG Powered by JNN
- Tastemade Japan(海外の会社)
上記は、すでにTikTokでフォロー数の多い、知名度の高いアカウントです。もとから知名度の高い企業がTikTokにもアカウントを作っています。上位にない企業でも一部の動画がバズっているケースもあります。
また、上記に記載しなかった一部アカウントでも、情報やノウハウ、お店情報など、一般に知名度がなくても、TikTok内では人気な無名の企業アカウントもあります。
- C CHANNEL -シーチャンネル-
- ベビタピ
- Tasty Japan
- さいこぱすかる
- ふるさとめぐり市
など
TikTok企業アカウントで面白い人気動画を挙げている企業ランキング
ここではTikTokに面白い人気動画を出した事例として、企業アカウントを内容含めてランキングを紹介します。
1位 大京警備保障
大京警備保障は、TikTokで200万人を超えるフォロワーを獲得した企業アカウントです。面白い人気動画に、50代のおじさん世代が若者向けのダンスをすることによるギャップウケしたものがあります。
警備会社の堅いイメージや年齢との落差が面白さを生んでいます。必死に知識や自社独自の情報だけを投稿している企業とは一線を画す、エンタメ方面での面白さも兼ね備えた動画といえるでしょう。
2位 ローソン
ローソンでは、面白い人気動画として商品ラインナップの1つである「Lチキ」を宣伝するための動画が注目を集めます。特に、「♯いつでもLチキチャレンジ!」のハッシュタグと踊り付きの動画投稿で若年層の興味を引くことになったのです。
重要なのは、この人気動画の多くが食品ではなく、「食べる人」に焦点を当てたことです。食品をバズらせようとするときにどうしても食品にばかり焦点を当ててしまいがちですが、食べる人に注目を集めて、TikTokユーザーとの一体的な宣伝を可能にしています。
3位 資生堂 ビューティージャーニー
資生堂 ビューティージャーニーは、デジタル分野に特化したサイト運営をしている企業・資生堂のTikTokアカウントです。
美容に興味のある人を惹きつける内容で、一発ウケよりも全体を通じて知的な面白さが充実していることに特徴があります。特に注目したいのは、資生堂で活動の幅をSNSに広げている「美容部員」(オムニPBP)の存在です。
厳選した人材による効果的な動画の作成が大きな話題性を得るに至っています。
4位 アドベンチャーワールド公式
アドベンチャーワールドは、愛らしい動物とテロップ・文字入れで面白い動画として2000万回以上の再生数を誇る人気のTikTokアカウントです。
動画配信の界隈でも、動物テーマの配信は人気が高いですが、中でも動物を専門に扱う会社では、動物との組み合わせが大きな発信力の源となっています。関連動画などにも掲載されて、大きな再生数を獲得したことを当時分析結果が明らかとなります。
5位 カルビー株式会社「サッポロポテト」
カルビー株式会社のアカウントで0フォロワーから「サッポロポテト」が驚異の100万回再生を初回に叩き出した事例です。
単純に商品を紹介するのではなく、企業の押し付け感を減らして、見ていて楽しくなるような工夫とつい真似をしてしまう動画に仕上げています。具体的には、袋と独特な手の動き、効果演出で子供にも共感できる映像が決め手です。
企業の動画(アカウント)を調べるときのチェックポイント
TikTokの企業アカウントから面白い人気動画を参考にする場合は、いくつかのチェックポイントがあります。
先にアカウントの当たりを付ける
まず、TikTokというSNS媒体は、ビジュアルと動画で伝えることがメインのため、ブログやホームページのように文章で細かく説明があるわけではありません。
TikTok内で面白い動画を宝探しする感覚で調べてしまうと無駄に時間がかかります。そのため、あらかじめ調べるアカウントは的を絞って決めておくことです。
トレンドや流行の見極め
次に、古いトレンドを参考にしすぎないことです。TikTokは人気の動画を生み出す際に、たった1つの動画配信がきっかけとなって注目されることも少なくありません。それは同時に、意図的に人気で面白い動画を生み出し、ヒットさせることの難しさを示しています。
そのため、人気の出た背景を知らずに、上位の動画だけで判断してしまうのは危険です。トレンドの時期を確認し、背景を踏まえた上で参考にする必要があります。
もちろん、人気や面白さの基準は、傾向としてはっきりあらわれます。ですから、どこまで参考にするかは、範囲を自社でじっくり考えておきましょう。
ハッシュタグを活用する
動画の一覧からだけでは参考事例を見つけられないようなケースでも、ハッシュタグを活用することで人気の面白い動画を探しやすくします。ハッシュタグは、企業にとってどのような企画・イベントを開催しているかをひと目で見分けるキーワードにもなっているため、ハッシュタグを付けるときの参考例としても使えます。
面白い人気動画を作るときの流れやコツ
人気の面白い動画を参考に、自社の動画を配信する場合は、次のような手順とコツを踏まえて行います。
1.目標や課題を決める
最初は、いきなり動画を作るのではなく、企業が動画制作によって達成したい目標や課題を明確にします。
例えば、ブランド認知の向上、製品やサービスの紹介、顧客エンゲージメントの促進などです。面白い動画を作って、人気が出たときに明確なビジョンがなければ後には続きません。一過性の流行で終わらせるのではなく、火付け役のTikTokを十全に活用しましょう。
2.アカウントを作成する
動画を公開するためには、先にTikTokのアカウントが必要になります。後ほど説明する分析やフィードバックまで考えるならば、ビジネスアカウントの取得が必須です。
しかし、TikTokでは通常の個人アカウントをまずは作成し、それをビジネスアカウントに切り替えるのが基本となります。
そのため、メニューのプロフィールから設定、「ビジネスアカウントに切り替える」(+カテゴリ選択)という手順が一般的です。実際に、ホームページにもビジネスアカウントの入り口として用意されているボタンもログイン画面に誘導されることになっています。
ただし、「TikTok For Business」専用の「今すぐ作成する」というボタンから入れば、メールアドレスとパスワード設定から、メールアドレス認証、会社目の設定などの手順でアカウントを直接作ることも可能です。
3.動画制作の面白い企画立案
目標を決めてアカウントを作ったら、人気の面白い動画を参考に企画を立案します。企業では稟議が必要になる場合もありますから、企画を作って担当者が経営層に向けて説明し、TikTokアカウントに配信する動画の内製や外注にかかる費用を確保します。
4.動画制作の開始
動画制作は多くの工程によって成立しますから入念な準備と必要な作業をした後、外注なら依頼、内製なら部署・チーム内の調整や人材確保などを行います。
ディレクターによるチェック機能などを入れる場合は、事前にしっかりとした人材の役割分担が必要です。
5.面白い動画の完成(外注なら納品)、アップ
動画が完成したら、TikTokアカウント担当者が動画のマスターデータを受け取ります。
外注の場合は納品された動画をそのままアップするか、多少編集・加工してアップするかは、外注範囲や会社のスタンスにもよります。
6.投稿結果の分析・フィードバック
動画は投稿してそれで終わりではなく、結果を分析し、次の動画投稿や企画の見直しを行います。
特に、火付け役とすべき動画が注目されず、不発だった場合はその原因をよく考察しておくことも重要です。それなりの再生数やフォロワー獲得ができても、注目された動画ではないという場合は、次回見直せるように改善点を見つけましょう。
人気動画を参考にする時に気をつけるべきこと
人気の面白い動画は、参考にするだけで色々と勉強になるものですが、安易に真似をしたりそのまま取り入れたりしてしまうと問題が発生することもあります。そこで、以下の点に気をつけます。
商用利用する場合の知的財産権(著作権・特許)に配慮する
TikTokに面白い動画として上げるときに、まず気をつけたいのが「知的財産権」です。知的財産権とは、人間の知的な創造活動によって生み出される知識や技術、芸術作品などに対する法的な権利のことを指します。
主な知的財産権には著作権、特許権、商標権、意匠権などがあります。企業の場合、最終的にその動画を通じて営利的な収益を得てしまうため、個人よりも慎重に知的財産権侵害に対する見極めが必要です。
例えば、動画内で使用する楽曲の権利やデザインの意匠、画像・文章の著作権などは、知的財産権の問題が起こりやすい部分です。また、AIはグレーの部分も多いため、企業が動画制作に画像素材の生成や編曲に使う場合は、事前にリスクについても検討しておきましょう。
企業の特色やブランドを損なわない内容を参考にする
TikTokで人気の面白い動画はたくさんありますが、全部が自社に取り入れられるような内容かといえばそうではありません。特にブランディングのために知名度を向上させたい企業にとっては、自社のブランドを損なえば本末転倒です。
悪いイメージが拡散し、それが自社のブランドとして定着するため、大きく修正が難しくなります。人気の動画なら何でも良いとはせず、参考にする内容はあくまでも自社にあわせたものにしましょう。
企業の面白い人気の動画を参考に、動画配信を活用しよう
今回は、企業が参考にしたい面白い人気の動画について、ランキングや制作のコツ、気をつけるべき点について解説しました。
TikTokは火付け役として商品が売れるようになるという活用の仕方ができます。そのため、面白い動画づくりの手順を知って、過去の動画からそのエッセンスを自社に取り込んでみましょう。
弊社ではTikTokをはじめ、様々な動画の制作を行なっております。些細なお悩みでも構いませんので、ぜひお気軽にお問い合わせ、および資料請求ください。