株式会社tegy

#YouTube

企業YouTubeチャンネルの運用注意点6選

企業YouTubeチャンネルの運用注意点6選

この記事ではYouTubeマーケティングを行っている企業が頭に入れておくべき
「企業YouTubeチャンネルの運用注意点」を6つのポイントに分けて解説します。

企業のYouTube利用にはリスクが伴います。前半では代表的な“運用注意点=リスク”を確認してまいります。最後に企業がYouTubeチャンネルを運用する5つのメリットを見てみましょう。

正しくリスクを理解したうえで、企業YouTubeチャンネル運用を検討してみてはいかがでしょうか。

担当者の離職リスク

YouTubeでは動画に顔を出して出演するケースが多いです。人気動画を作る観点から言うと、企画内容にもよりますが顔出しをしている動画のほうが、顔出しをしていない動画よりも人気になります。またファンが付きやすい側面もあるため、継続的に動画を再生してもらうこともできます。

要するに企業そのものではなく、その顔出しをしている担当者にファンが付いてしますのです。企業の担当者にファンが付くこと自体は悪いことではないのですが、それが問題になるのはその担当者が離職する場合です。

場合により過去の動画全てを削除しないといけないケースも発生します。
退職の際には穏便に退職になるケースとトラブルを抱えての退職など様々なケースがあります。
担当者が顔出しで出演する場合はここをしっかりと事前に認識をして動画を制作する必要があります。

多くの企業YouTubeチャンネルでは社長や経営陣が中心となって動画に出演しているケースもあります。また実際の社員ではなく、プロの演者(俳優など)に依頼をして制作するケースもあります。

炎上のリスク

SNS等での近年の炎上に関しては炎上のメカニズムがブラックボックスになってきており、企業側も炎上の原因を把握できていないという事例も増えてきています。

近年では個人の価値観や視点によって判断がわかれるような炎上の原因も増えてきているため、非常に難しい問題になってきています。

炎上の内容をまとめると以下の内容がほとんどです。
・配慮に欠けた投稿
・個人のアカウントと間違えて企業アカウントで投稿
・内部告発や顧客によるクレーム

仮に炎上が起きた場合は以下のようなリスクの発生が想定されます。
・企業、ブランドのイメージ低下
・売上減少、株価下
・求人応募者の減少

炎上を起こさないためには事前に以下のルール化策定をオススメします。
・センシティブな話題には触れない
・投稿前に複数人で内容をチェックする
・運用マニュアルを予め定めておく

YouTubeは特に情報量の多い動画媒体のため、特に注意が必要です。

マイナスブランディングのリスク

3YouTubeは言わずもがな動画メディアです。動画ということは非常に情報量が多いということになります。
出演者のメイク、衣装、顔色、声はもちろん、撮影の場所、BGM、小物、背景など多くの情報が含まれます。
TVといった既存動画メディアに慣れているユーザーからするとYouTubeが非常にチープに見えてしまうことが多々あります。(もちろんその反面、生の情報に触れているというプラスの側面もある)
個人YouTuberであれば、ブランディングを意識しなくても問題はないのですが、企業だとそうはいきません。
そうなると動画制作コストの問題が出てきます。仮に10分程度のテレビ番組品質の動画を作る場合、100万円~、300万円~かかる場合もあります。(ケースバイケースのため一概には言えません)また出演者、ロケなどいれれば上限にはきりがありません。
そのため制作費を落としすぎるとどうなるでしょうか?
企業としてのブランド価値を損なう可能性も出てきます。

そのあたりのバランス感覚が非常に重要になってきます。

規約関連のリスク

YouTubeには利用規約が存在し、その内容も近年は厳しいものが多くなってきています。

動画を急に削除されたり、チャンネルを突然利用停止されたりするなど、YouTubeチャンネルを長い間運用している有名YouTuberの人たちでも理解できないような現象が起きたりすることも多々あります。
企業として急なアカウント停止は非常に問題です。

また企業の場合だと商用利用などの点で引っかかってしまうこともあるでしょう。

これらに関しては動画制作の際に、内容の細かいところまで気を使って違反になり得る部分をしっかり精査していく必要があります。

大事な箇所をピックアップします。
・YouTubeにアップする動画の責任は企業側にあること
・YouTubeによる二次利用の可能性があること
・公開停止した動画のファイルが削除されず、保持されうる可能性がある
・意図しない広告表示の発生があること

著作権侵害のリスク

YouTubeのみならずWebコンテンツ全般に言えることではありますが、著作権侵害にも気を使う必要があります。

商標登録されている音楽を無断でBGM使用し著作権侵害になるケースはよくあります。

動画撮影を飲食店で行い、その BGM が著作権侵害に抵触したというケースもあります。

運用アカウントについてのリスク

YouTubeではアカウントが個人ユーザーとビジネス用に分けれていません。

そのため個人で使っているGoogleアカウントと紐付けてしまうとトラブルになりかねません。

個人アカウントと紐付けるとチャンネルを複数で管理する場合、個人IDとパスワードを共有しなければなりませんそのため、個人情報の漏洩に繋がるリスクがあるので企業アカウント開設には十分注意してください。

企業がYouTubeを運用する際のリスク対策

ここまで6つのリスクについて確認してきました。

次に企業がYouTubeを運用する際のリスク対策について見ていきましょう。

YouTubeというプラットフォームを理解すること
企業がYouTubeチャンネル運用を行う際には、既に一つの動画プラットフォームとして独自のアイデンティティを築いていることを理解する必要があります。

特にYouTubeユーザーには粗探しばかりを行っている人も一定数おり、一度目を付けられると粘着されて毎度動画のコメント欄に現れることもあるのでそういった際の対応などにも注意が必要です。

動画の細かい内容に気を使う
リスクとして紹介した著作権や商用利用については、動画制作を行う際に複数人で確認することを推奨します。

YouTube担当だけでなく社内の他の社員にも確認してもらうことで更なるリスクヘッジをとることができます。

どうしてもに内容的にグレーゾーンである場合は著作権元などに確認を取って、承認を得てからの利用をするようにしましょう。

企業がYouTubeチャンネルを運用する5つのメリット

次に正しくリスクを理解したうえで、企業がYouTubeチャンネル運用を実施する場合のメリットを見てみましょう。

1新しい顧客を獲得できる
2企業や商品・サービスの理解を深められる
3企業のファンを育成できる
4他の集客チャネルにも誘導できる
5採用活動に役立つ

メリットに関しての詳細は別の記事で詳しく解説いたします。

いかがでしたでしょうか。今回は企業YouTubeチャンネルの運用注意点5選と運用のメリットを確認してまいりました。リスクを事前に認識し正しく施策実行を行ってください。
企業がYouTubeチャンネルを行うには多くのメリットがあります。

自社で運用するのも良いですが、一度YouTubeチャンネルのプロにご相談してみるのはいかがでしょうか?無料でのご相談も可能ですので、まずはお気軽にお問合せください。