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YouTubeショートの収益はどれくらい?ファンドボーナス対象となる条件や動画撮影方法を解説
近年は、YouTubeを利用したマネジメントやマーケティングが多様化されています。
YouTubeでは視聴回数に応じた収益だけでなく、広告やスーパーチャットなどでの収益が受け取れることは有名です。
2021年8月から導入されたYouTubeショートファンドは、YouTube基金から収益を受け取れる注目すべきサービスです。また、2023年2月1日からはショート動画で広告による収益化も可能となり、ショート動画は話題となっています。
今回は、そのショートファンドの収益はどれくらいなのかやボーナス対象になる条件を詳しく解説します。
YouTubeショートファンドとは
YouTubeショートファンドとは、一定の再生回数を超えた動画配信者にYouTubeから報酬を受け取れます。1月当たりのショート動画の再生回数に応じた報酬が貰えます。
配信者のYouTubeチャンネルが収益化できていなくても貰えるため、配信者にとって良いサービスと言えます。
ですが、報酬をもらう為に応募することは出来ません。また、ショートファンドのボーナス対象条件をクリアしておく必要があります。
YouTubeショート動画とは
YouTubeの通常動画は横画面がメインですが、ショート動画は縦画面になっているのが特徴です。
また、ショート動画の最大の長さは60秒までの短い動画を投稿することが出来ます。スマートフォン向けのアプリでは、ホームの「ショート(ベータ版)」という部分に表示され、スマートフォンで視聴しやすい長さの設定になっています。
少しの時間で視聴できることからTikTokのように隙間時間や暇つぶしで見てもらいやすい手軽な動画を作成する方が多いです。
また、投稿された動画は、画面をスワイプすると次の動画が再生されて、スワイプするとまた次の動画のように次々に動画が再生されるシステムです。
YouTubeショートファンドのボーナス対象となる条件
YouTubeのショート動画を配信している全ての配信者がボーナスを受け取れるわけではありません。YouTubeショートファンドのボーナス対象になる条件はこのようになっています。公式サイトより一部抜粋しています。
- チャンネルは、過去 180 日間に少なくとも 1 つの対象となる Short をアップロードしている必要があります。
- チャンネルは、YouTube のコミュニティ ガイドライン、著作権ルール、および収益化に関するポリシーを遵守する必要があります。
- サードパーティのソーシャルメディアプラットフォームから透かしやロゴを含む動画、オリジナルではない動画(映画やテレビ番組の未編集のクリップなど)、他のクリエイターのチャンネルから再アップロードされた動画は対象外となります。
- クリエイター 13〜18 歳の場合、親または保護者が条件に同意し、チャンネルにリンクされていない場合に、AdSense アカウントで支払いを行う必要があります。
- クリエイターは、次の国/地域のいずれかに参加する必要があります。
対象となるかは月単位となっているため、今月ボーナス対象にあてはまらなくても来月には貰える可能性もあります。
また、過去に投稿しているショート動画も審査の対象に含まれるため、継続的にショート動画を配信していくことが、ボーナス対象に入るには大切になります。
過去の動画が注目されることもあるかもしれませんよね。YouTubeショートファンドの対象になるためのYouTubeパートナープログラムへの参加は不要です。
前月に視聴されたショート動画のパフォーマンスの内容が審査され、審査を通ることで、ボーナス受給対象者へ招待状がメールかYouTubeのアプリ内の通知で知らされる仕組みです。
YouTubeショートファンドの収益はどれくらい
YouTubeショートファンドの対象となった場合に受け取れる収益はどれくらいなのでしょうか?
ショート動画には通常、広告が付かないので通常の投稿動画のように広告を付けるという方法で収益化することは出来ませんでした。
しかし、YouTubeショートファンドの登場によって収益を受け取れるようになりました。YouTube ショートファンドから運営に合計1億ドルの報奨金があたえられて、クリエイター1人あたり受け取ることができる額としては100ドルから10,000 ドルとなっています。
YouTubeショートファンドのボーナス対象の通知
YouTubeショートファンドの報酬の受け取り対象になった場合、毎月第2週にYouTubeによるメールかYouTubeアプリに通知が来る仕組みになっています。
そのメールや通知内に受け取れる金額と申請方法の記載があります。通知が来た月の25日までに受け取り申請をしなかった場合には報酬を受け取ることが出来なくなるため注意が必要です。
申請をするには規約に同意し、有効な AdSense アカウントにリンクする必要があります。報奨金の受け取りは、広告収益を受け取るのと同様に AdSense 経由となるというシステムとなっているためです。
AdSense アカウントを所有していない場合は、申請する段階で AdSense アカウントの設定をしましょう。
YouTubeショート動画のメリット
YouTubeショート動画にはどういうメリットがあるのか紹介します。
チャンネル登録者数が増加しやすい傾向
YouTubeのショート動画は、新しくYouTubeを見始めた新規ユーザーやチャンネルのコンテンツを見たことがないユーザーにリサーチされやすいといったメリットがあります。
チャンネルを知ってもらうことでチャンネル登録者数も増加しやすい傾向にあります。増加しやすいチャンネルは、ショート動画を好む人が好きなジャンルであることやたまたま1本の動画の再生回数が伸びたといったことが挙げられます。
また、ショート動画の再生中はチャンネル登録ボタンが目立つ位置にあるため、チャンネル登録をしてもらいやすくなっています。
少ない時間で動画作成が可能
ショート動画は長くても60秒ということもあり、編集などの作業が短時間で済みます。
ショート動画というだけあって、大がかりな台本の作成や長時間の撮影時間が不要となるので、手軽に始めることができます。編集もスマホアプリなどで簡単にでき、サムネイルの作成も必要ありません。
アルゴリズムに影響しない
おすすめ表示される際には、チャンネルの視聴者が多いということが大きく影響する場合がほとんどです。そのため、登録者数が少ない配信者や総再生回数が短いチャンネルにとっておすすめ表示になるのは難しいです。
ですが、ショート動画はチャンネル内の評価やアルゴリズムの影響を受けません。1本でもたくさんの人に見てもらえる動画を投稿することが出来れば、通常のYouTube動画とは比較にならないほど多くの視聴者に見てもらうことも可能です。
再生数が大きく伸びる可能性がある
通常のYouTube動画に比べてユーザーにリサーチしてもらえる傾向があります。理由としては以下のことが挙げられます。
- ショート動画の本数が多くない
- 新しい機能のため、チャンネルの再生回数や登録者数に関わらずYouTubeがおすすめに表示してくれる可能性通常よりも高い
- ユーザーの関心がある興味以外のものも表示されやすい
- 短い動画のため再生する動画の回数が多い
たくさんの人に見てもらえる機会も多く、短い動画のため次々に見てもらいやすいといったことから視聴回数のアップにも繋がります。
YouTubeショート動画に作成におすすめのアプリ
YouTubeショート動画作りにおすすめのアプリを紹介します。
PowerDirector
動画のカット編集、色の補正やエフェクトなどの基本的な動画編集を簡単に行えます。
また、合成動画の作成や複数動画を重ね合わせるブレンドといった高度なエフェクトも搭載されているのが特徴です。タイトルや字幕機能、デザインも豊富なため、YouTubeのショート動画作成にピッタリです。
スマホで編集してタップするだけでアプリからYouTube などに直接投稿可能なのも便利です。
iMovie-iPhone のデフォルト動画編集ソフト
iMovie は、スマ―トフォンだけで動画を編集をする YouTuber の間でも人気があります。
iMovieの機能は、4K とマルチトラックの編集ができたり、動画の配列機能があり自動的にビデオの長さを調整して無料の音楽を挿入することができます。操作も簡単で初心者でも動画の編集が出来ます。
初期設定にある簡易サンプルには、フォトアルバム、スポーツ、旅行、コミックブック、ネオン等の種類があります。それぞれのサンプルには、音楽、トランジション、テキストがすでに含まれているので、編集時間などを軽減することが出来ます。
YouTubeショート動画の投稿方法
スマートフォンでの投稿方法とパソコンでの投稿方法を解説します。
スマートフォンでの動画投稿方法
まず初めに、YouTubeアプリにログインします。持っていない場合にはダウンロードしましょう。
アプリログイン
アプリにログインしたら、ホーム画面の「+」のマークをタップして「ショート動画作成」を選択して、動画の秒数を決定します。(撮影済みの動画を使用する場合には、撮影画面の左下にあるカメラロールから対象動画を選択してください。)
音楽選択
次に音楽を選択します。音楽は編集中でも変更は可能です。右上にあるマークで「インカメラ・アウトカメラの切り替え」「速度」「タイマー」「フラッシュの有無」の選択も可能です。
別の配信者が使っている音楽を使いたい場合には、その配信者のショート動画再生画面の右下のサウンドをタップすると自身の作成画面に移動でき、音楽を使用することも出来ます。
撮影方法
撮影や録画方法は、画面の赤丸をタップすると撮影が始まります。撮影時には選んだ音楽が流れるので、音に合わせて撮影するとスムーズです。途中で撮影を中止して「速度」を変更したり、「インカメラ・アウトカメラの切り替え」をしたりすることもでき、「タイマー」を使用すれば、瞬間移動したような動画も撮影可能です。
撮影後は編集をしましょう。文字の出現のタイミングなども調整することができます。
投稿
編集が終わったら、キャプションにタイトルを入力して投稿します。タイトルに「#shorts」を入力すると、「おすすめ」に表示されやすくなります。公式でもアナウンスされているので、忘れずに入力しましょう。
パソコンでのショート動画投稿方法
スマートフォンで撮影した動画があれば、パソコンからでも投稿が可能です。
スマートフォンのようにアプリ内で動画の編集はできないため、あらかじめスマートフォンで編集した動画を用意する必要があります。
まずYouTube SudioにログインもしくはYouTubeにログインして、画面右上のカメラマークをクリックして、「動画をダウンロード」をクリックします。スマートフォンであらかじめ撮影しておいた動画を「ファイルを選択」もしくは「ドラッグ&ドロップ」でアップロードしたら、「タイトル」や「説明」欄に入力します。
「#shorts」をタイトルか説明欄に入れるのを忘れないようにしましょう。先ほどスマートフォンの所で説明したようにおすすめ表示しやすくするためです。
サムネイルは、ユーザーがクリックしたくなる画像を設定するか、動画内の場面を設定しましょう。
サムネイルの設定後には、「視聴者」の設定を行います。子ども向けかどうかの選択や年齢制限を設けたい場合は18歳以上の視聴者のみに配信設定も出来ます。
その後は、動画の要素を追加して「次へ」をクリックして、チェック項目で問題がなければ「次へ」をクリック、最後に「公開範囲」を決めて、「公開」をクリックすれば投稿が完了となります。
まとめ
YouTubeショートファンドやYouTubeショートファンドのボーナス条件やショート動画のメリットについても解説しました。
今までYouTubeの動画の総再生回数がいまいち伸びないと悩んでいた方にも、ショート動画を使ったチャンネル登録者の獲得なども注目されています。
ショート動画は短い時間でいかに印象を残すことが出来るかがとても大切です。YouTubeショートファンドもまだ導入されたばかりですが、注目度が高いため取り入れてみてはいかがでしょうか。
弊社では制作業務のほかに、市場リサーチや企画、撮影などYouTubeチャンネルを育てるための幅広い業務を扱っていますので、興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください!
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この記事を書いた人
赤石勇太郎:株式会社tegy の代表取締役。
世界を熱狂させる会社を創るため、日々奮闘している。
モットーは「挑戦を楽しむ!」
趣味は山登り、キャンプ、音楽フェス。