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YouTube広告のやり方を完全ガイド!種類・費用・効果と始め方を解説

「YouTube広告を出してみたいけど、わかりにくくて手が止まっている」

そんな悩みを抱える企業の広報・マーケティング担当者は少なくありません。

判断が難しい理由は、広告の種類や課金方式が多く、目的によって最適な選び方が変わるからです。

失敗を防ぐ近道は、手法ごとの特徴と費用を押さえたうえで、目的から逆算して選ぶこと。

本記事では、YouTube広告の種類や出し方、成果が出る動画広告の作り方までを解説します。

インフルエンサー施策や依頼先の選び方もまとめたので、自社に合う手法を見つける参考にしてください。

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YouTube広告の基本と種類

YouTube インストリーム広告

YouTube広告は、YouTubeの動画やトップページなどに広告動画を配信できる広告サービスです。

まずは配信の仕組みと市場の動き、そして広告の種類を押さえておきましょう。

YouTube広告の仕組み

YouTube広告は、主にGoogle広告の管理画面から出稿できます。

広告主は、配信したいエリアや届けたい人の属性などの条件を決めます。その条件に合う視聴者へ広告が届けられるのです。

同じ枠に複数の広告主が配信を希望する場合は、入札によって表示する広告が決まります。

テレビCMと違い、少額の予算から始められ、配信の結果を数値で細かく確認できる点が特長です。

配信先はYouTubeだけでなく、Googleと提携する動画パートナーのサイトやアプリにも広げられます。

関連記事:YouTube広告の仕組みを5分で解説

動画広告市場の最新動向

国内の動画広告市場は拡大を続けており、2025年には初めて1兆円を超えました。

出典:電通「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」

2026年も前年比114.7%の1兆1,783億円と、二桁成長が続く見込みです。

伸びを支えているのは、SNS上の縦型動画広告や、ネットに接続したテレビ向けの動画広告への需要。

テレビCMに比べて少ない予算で始められることから、中小企業の出稿も広がっています。

出稿する企業が増えるほど競争も激しくなるため、ターゲットと広告品質を磨き込む重要性は一段と高まるはずです。

関連記事:動画広告市場における最新トレンドを徹底解説

YouTube広告の種類と特徴

YouTube広告には、大きく6つの形式があります。

広告の種類表示される場所長さ・スキップ
スキップ可能な
インストリーム広告
動画の
再生前・途中・後
5秒後に
スキップ可能
スキップ不可の
インストリーム広告
動画の
再生前・途中・後
15〜60秒
スキップ不可
バンパー広告動画の
再生前・途中・後
6秒以内、スキップ不可
インフィード
動画広告
検索結果や
おすすめの一覧
クリックで再生
YouTubeショート
広告
ショート動画の
フィード
スワイプでスキップ可能
マストヘッド広告YouTubeの
トップページ
予約制の大型枠

最初の1本には、少額から試しやすいスキップ可能なインストリーム広告が選ばれることが多いです。

得意な目的が形式ごとに異なるため、達成したいことを決めてから選びましょう。

出典:Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」

YouTube広告の費用と効果

お金 費用

YouTube広告の費用は、広告の種類と予算によって変わります。

費用の仕組みとあわせて、動画広告で得られる効果と測り方も確認しておきましょう。

課金方式と費用相場

YouTube広告は、広告の種類に応じて課金のタイミングが決まっています。

広告の種類主な課金方式費用が発生する
タイミング
スキップ可能な
インストリーム広告
視聴課金
(CPV)
30秒視聴
またはクリックなどの操作時
インフィード
動画広告
視聴課金
(CPV)
サムネイルから再生
または10秒以上の自動再生時
YouTubeショート
広告
視聴課金
(CPV)など
10秒視聴
またはリンクのクリック時
バンパー広告、
スキップ不可の広告
表示課金
(CPM)
広告が1,000回
表示されるごと

単価は入札で決まるため、業種や時期、ターゲットの広さによって大きく変わるのが特徴。

予算は1日単位で設定でき、月の費用は1日の予算の30.4倍までに抑えられます。

たとえば1日3,000円に設定すれば、1か月の費用は最大でも約9万円にとどまる計算です。

関連記事:YouTube動画広告の費用単価とCPM等の料金相場を徹底解説

出典:Google広告ヘルプ「広告視聴単価(CPV)」

出典:Google広告ヘルプ「1日の平均予算について」

動画広告のメリット・デメリット

動画広告の最大のメリットは、多くの情報を視覚的に・短時間で伝えられることです。

メリットデメリット
雰囲気が直感的に伝わるバナー広告より制作に
手間と費用がかかる
年齢や関心で配信先を
細かく絞り込める
すぐにスキップされがち
少額の予算から始められる内容によっては
ブランドの印象を損なう
視聴率や反応を
数値で確認できる
成果を出すには運用と改善の
ノウハウが必要

運用に割ける人手が足りない場合は外部の力を借りる判断も必要になるでしょう。

動画広告の効果と測り方

動画広告の効果は、目的に合う指標を最初に決めておくことで正しく評価できます。

目的があいまいなまま数字を見ても、配信を続けるべきかを判断できません。

目的主に見る指標
認知拡大表示回数、ユニークユーザー数、
視聴率
興味・理解視聴回数、視聴完了率、
サイトへの訪問数
問い合わせ・購入クリック数、コンバージョン数、
獲得単価

認知が目的なのに獲得単価だけで評価すると、効果を見誤る原因になります。

配信後は数値を週ごとに確認し、成果の出ている広告動画やターゲットへ予算を寄せていきましょう。

関連記事:動画広告の効果を最大化する完全ガイド

YouTube広告の出し方

広告

YouTube広告は、Google広告のアカウントがあれば、自社で出稿することも可能です。

ここでは出稿までの手順と、配信先を絞り込むターゲティング、成果を高めるコツを順に紹介します。

出稿までの5ステップ

YouTube広告は、Google広告の管理画面で5つのステップを踏めば配信を始められる仕組み。

  1. キャンペーンの目標を選ぶ
  2. 予算と入札の方法を決める
  3. 配信する地域や言語を指定する
  4. 広告グループで配信する相手を決める
  5. 広告に使う動画を選んで広告を作成する

最初に選ぶ目標によって、使える広告の種類や入札の方法が変わる点には注意が必要です。

広告に使う動画は、あらかじめYouTubeに投稿しておくことが求められます。

作成した広告は審査を経て配信されるため、開始日には余裕を持たせておくと安心です。

出典:Google広告ヘルプ「動画キャンペーンの作成」

ターゲティングの種類

YouTube広告では、人とコンテンツの2つの軸で配信先を絞り込めます。

軸主な
ターゲティング
絞り込める内容
人ユーザー属性年齢、性別、
子どもの有無など
人興味
関心
趣味や関心、
購入を検討している商品
人データセグメント自社サイトの訪問者や
動画の視聴者
コンテンツキーワード
トピック
関連する言葉や
テーマの動画
コンテンツプレースメント指定したチャンネルや動画

最初から条件を絞りすぎるのはNGです。配信量が足りず、十分なデータが集まらないからです。

まずは広めに配信し、反応の良い層が見えてきたら段階的に絞り込むのが基本です。

関連記事:YouTube広告ターゲティングの種類と活用ポイント

関連記事:YouTube広告のターゲティングを大解剖

出典:Google広告ヘルプ「動画キャンペーンのターゲティングについて」

効果を高める3つのコツ

YouTube広告の成果は、配信を始めた後の改善の積み重ねで大きく変わります。

  • 冒頭5秒でメリットを伝える
  • 広告動画と遷移先のページで内容をそろえる
  • 複数本を配信して反応を比べる

スキップ可能な広告は5秒で飛ばせるため、冒頭で興味を引けなければ最後まで見てもらえません。

動画で伝えた内容が遷移先になければ、せっかくクリックした人も離脱してしまうでしょう。

成果が出る動画広告の作り方

撮影 動画

動画広告の成果は、配信の設定以上に企画と動画の作り方に左右されます。

制作の基本の流れに加えて、漫画広告や生成AIなど、近年広がっている表現手法も見ていきましょう。

制作の流れと費用の目安

動画広告は、企画から改善までを1つの流れとして進めると失敗しにくくなります。

  1. 目的とターゲットを決める
  2. 伝える内容を絞り、構成と台本を作る
  3. 撮影または素材を作成し、編集する
  4. 広告として配信し、反応を確認する
  5. 反応をもとに冒頭や訴求を作り直す

費用は動画の長さだけでなく、撮影の有無や出演者、アニメーションの量によって変わるのが一般的。

実写で撮影する場合は、ロケ地や出演者の手配が加わる分だけ費用が上がりやすくなります。

最初は高額な1本を作るより、短い動画を複数用意して比較することをオススメします。

関連記事:動画広告の制作で失敗しない進め方

漫画広告とモーションコミック

漫画広告は、悩みから解決までの流れを漫画で描き、ストーリーで共感を集める広告です。

モーションコミックは、漫画のコマに動きや音声、効果音を加えて動画に仕立てた表現手法を指します。

手法特徴向いている商材
漫画広告悩みへの共感から
自然に商品へつなげられる
悩みを解決する
商品・サービス
モーションコミック実写よりも撮影の手間が少なく、
修正もしやすい
形のないサービス
仕組みの説明

一方で、効果を大げさに見せる表現は、広告の審査で配信を止められる原因になりかねません。

ストーリーの面白さと情報の正確さを両立させることが、成果を出すうえで最も大切なポイントです。

関連記事:漫画広告を使わないのはもったいない!?

関連記事:YouTube漫画広告の制作会社選びの注意点

関連記事:モーションコミックとは?

生成AIを活用した広告制作

生成AIを使えば、台本の案出しや画像・ナレーションの作成を短時間で進められます。

広告の遷移先となるLPの制作でも、構成案や文章の下書きにAIを活用する企業が増えてきました。

ただし、AIが作った内容には事実と異なる情報や、他者の権利を侵害する表現が混ざることもあります。

利用するサービスの商用利用の条件を確認し、公開前には必ず人の目で確認しましょう。

関連記事:生成AI広告とは?

関連記事:LP制作はAI製でも売れるのか?

インフルエンサー施策の活用

撮影 動画

YouTube上での集客は広告だけでなく、インフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらう方法も有効です。

広告では届きにくい層にもアプローチできるため、広告と組み合わせて検討する企業が増えています。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングは、影響力のある発信者に商品を紹介してもらう施策です。

第三者の言葉で伝わるため、企業の広告よりも好意的に受け止められやすくなります。

ただし、依頼する際は、動画内や概要欄で、広告であることがわかる表示を必ず入れてもらいましょう。

2023年10月からはステルスマーケティングが景品表示法の規制対象となり、広告主の責任が問われるようになったからです。

関連記事:インフルエンサーマーケティングを会社で実施する8つの効果と市場規模

出典:サイバー・バズ「2024年のソーシャルメディアマーケティング市場」(デジタルインファクトとの共同調査)

出典:消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制」

マイクロインフルエンサーの活用

予算が限られる企業には、フォロワー数が比較的少ないマイクロインフルエンサーの起用が向いています。

費用が抑えられ、関心の近いファンに深く届きやすいからです。

比較項目大規模
インフルエンサー
マイクロ
インフルエンサー
届く範囲幅広い層特定の分野に
関心が高い層
費用高額になりやすい比較的抑えやすい
向いている目的大規模な認知拡大商品理解や
購入の後押し

複数の発信者に依頼して反応を比べれば、自社と相性の良い人を見つけやすくなるでしょう。

関連記事:YouTubeを使ったマイクロインフルエンサーの探し方とキャスティング費用

タイアップと費用相場

YouTuberとのタイアップは、商品を使う様子を見せるレビュー型が一般的です。

費用は登録者数や再生回数の実績、動画の制作内容、二次利用の範囲によって大きく変わります。

依頼前に、紹介してほしい内容や公開日、修正の回数、広告への転用の可否を書面で決めておきましょう。

YouTubeには有料プロモーションを申告する設定があり、オンにすると動画の冒頭に開示の表示が出ます。

ステルスマーケティングと誤解されないよう、申告の設定も依頼の条件に含めておくと安心です。

出典:YouTubeヘルプ「有料プロダクトプレースメント、スポンサーシップ、おすすめ情報を追加する」

関連記事:YouTuberの企業タイアップ事例5選と相場

関連記事:YouTuber起用の企業案件にかかる費用相場とは

目的に合う施策と依頼先の選び方

手段 方法

YouTube広告やインフルエンサー施策は、目的に合わない手法を選ぶと予算を使っても成果が出ません。

ここでは目的別の施策の選び方と、自社で運用するか外部に任せるかの判断基準を整理します。

目的別の施策の選び方

施策を選ぶときは、手法ありきではなく目的から逆算して考えることが大切です。

目的YouTube広告インフルエンサー自社チャンネル
短期間で認知を広げたい◎ 数日で効果が出る○ 大規模な発信者△ 数か月程度かかる
問い合わせや
購入を増やしたい
◎ 視聴者に直接リーチ○ レビュー型の
タイアップが有効
○ ノウハウ動画
長く信頼を積み上げたい△ 配信停止でストップ○ 継続的な起用が前提◎ 半永久的に残る

広告は即効性が高い一方、配信を止めると効果も止まるため、自社チャンネルとの併用が理想的。

広告で集めた視聴者をチャンネルへ誘導し、継続して見てもらう流れを作ると予算の効果が長く続きます。

自社運用と代行の比較

自社で運用するか代行に任せるかは、社内のリソースとノウハウの量を基準に判断するのが基本。

比較項目自社運用広告代行
費用人件費のみ広告費とは別に
手数料がかかる
成果が出るまでの速さ試行錯誤に
時間がかかりやすい
経験をもとに
早く改善できる
ノウハウの蓄積社内に残りやすい任せきりだと残りにくい

まずは代行に任せて成果の出る型を学び、段階的に内製化していく方法もおすすめです。

広告代行会社を選ぶポイント

広告代行会社は、手数料の安さよりも成果につながる体制があるかで選びましょう。

  • 自社と近い業種での運用実績がある
  • 最低契約期間などの条件が明確である

広告動画の質は成果を大きく左右するため、配信と制作を一貫して任せられる会社だと改善が速く進みます。

関連記事:YouTube広告運用代行の外注依頼をする前に知るべきこと

YouTube広告のよくある質問

?? FAQ よくある質問

ここでは、YouTube広告について企業の担当者からよく寄せられる質問に回答します。

YouTube広告はいくらから出せる?

YouTube広告は、1日あたりの予算を自社で決め、少額から出稿することが可能です。

Google広告ヘルプでも、1日1,000円の予算が設定例として紹介されているほどです。

最初は少ない予算で反応を確かめ、成果が見えてから増額すると無駄な出費を抑えられるでしょう。

出典:Google広告ヘルプ「予算の概要」

スキップされた広告に費用はかかる?

視聴課金のスキップ可能な広告なら、30秒未満でスキップされて操作もなければ費用はかかりません。

ただしバンパー広告やスキップ不可の広告は表示回数で課金されるため、見られた時点で費用が発生する点に注意しましょう。

出典:Google広告ヘルプ「広告視聴単価(CPV)」

広告動画の長さはどれくらい?

スキップ可能なインストリーム広告は、3分未満に収めるのが推奨の長さです。

バンパー広告は6秒以内のため、伝える内容を1つに絞った専用の動画が必要です。

どの形式でも冒頭5秒で要点を伝える構成にすると、最後まで見てもらいやすくなります。

出典:Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」

まとめ:目的に合う手法でYouTube広告を活用しよう

コンサル ポイント 営業

YouTube広告で成果を出すうえで最も大切なのは、目的から逆算して手法を選ぶことです。

  • 広告の種類ごとに課金方式が異なる
  • 予算は1日単位で決められ、少額から試せる
  • 効果は目的に合う指標で評価する
  • 広告動画は冒頭5秒が成否を分ける

広告は即効性がある反面、配信を止めると効果も止まるため、自社チャンネルとあわせて運用していきましょう。

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監修者

赤石 勇太郎

赤石 勇太郎
株式会社tegy 代表取締役

WebマーケティングおよびSEO戦略のスペシャリスト。YouTubeチャンネル・SNS運用支援、広告運用、映像制作など、デジタルマーケティングサービスをワンストップで提供。

最新のアルゴリズム動向に基づいた、本質的かつ再現性の高い施策により、クライアントのビジネス成長を最大化するためのWeb戦略立案に従事している。